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☆園芸講座「レモングラスでしめ飾りづくり」を実施しました☆

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開催日 令和4年12月20日 火曜日 13時30分から15時30分 講  師 植物園ハーブボランティアの皆さま 内 容 お茶で有名なレモングラスを使ってお正月のしめ飾りを作ります!植物園では12月のこの時期に毎年おこなっているので、この講座があると年末の訪れを感じます。 使用するレモングラスは植物園のハーブボランティアの方々が愛情込めて育てたもので、香りもとても良いんですよ(*^ ^*)作業中は部屋全体に爽やかな香りが広がり、和気あいあいとしめ縄作業を行っていました。 いざレモングラスでしめ飾りをつくる上で、ねじってから縄状にしていくのですが、縄のねじりに向きがあったのはご存じでしたか?一般の縄は右に、しめ縄は左にねじってあるんですね。古くから右は俗世、左は神であるところからきたとか。こういった風習の飾り物には全て意味があり、そこから引き継がれている思想なども知れるので面白いですね! 縄にし終わったら飾る場所を決めましょう。飾るところに合わせて、輪の大きさを二重にしたり、レモングラスの葉先を切ったりしてコンパクトに調整します。 机には飾りセットがおいてあるので、見本を見ながら自由に仕上げていきます。ちなみに、このナンテンとゆずりは、橙は園内で朝採ったものです! 通常のしめ飾りだとお正月が終わったら燃やしたりしますが、このしめ飾りは一味違うんです。飾りを取ったレモングラスを小さく切ってティーパックに入れ、お風呂に浮かべると入浴剤代わりにもなるんですよ!ちょっとした工夫で再利用もできるレモングラスのしめ飾り、ネットにも作り方が載っていますので是非作ってみてくださいね~(^O^)/ 参加者の感想 わからない所は手を貸してくださり楽しく作れました。他の方との会話もあって和気あいあいとして楽しかったです。 天然素材のもので飾れて嬉しいです。しめ縄のことも教えていただき飾るのが楽しみです。 初めてでしたが、いい香りに包まれて幸せな気分になりました。ボランティアの方々ありがとうございました。 (運営係 A)   

☆親子体験教室「リースづくり」を実施しました☆

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開催日 令和4年12月17日 日曜日 13時30分から15時30分 講  師 植物園緑の解説員 加来 孝 内 容 クリスマスが近づく今日この頃、植物園では親子体験教室リースづくりをおこないました。親子で楽しくリースをつくりながら、クリスマスムードを高めていきましょう~(*^▽^*) ちなみにリースづくりで使う植物はほとんどが園内で採れたものなんですよ。今年も植物園の緑の解説員 加来先生が装飾用に約27種類の植物や実を準備してくださいました!紫色が鮮やかなメキシカンブッシュセージや赤いツクシイバラの実、金銀に色付けしたまつぼっくり等、どれも可愛くて出来上がりが楽しみです! リースの土台となるヤマフジは時間が経つと固くなるので、曲げやすいように前日に伐ったものを使用しています。折れないように曲げたりしならせたりして、リースの形に丸めていきます。基本の丸型や輪を二重にしたり、八の字型など形は自由自在です。 形を決めたら針金で固定をし、好きな飾りをグルーガンで付けたら完成です。作品に雪がかかったように見えるスノーパウダーはお子様たちに大人気で、外で楽しそうにスプレーがけをしていました! リースはクリスマスの時期に飾るのが一般的ですが、最近では四季を楽しめるリース飾りが増えているようです。季節によって使う植物を変えると、色合いや雰囲気も大きく変わるのでその変化えを感じながら作るのも楽しそうですね(*^^*)作るのも楽しくて飾ってもキレイなリースをご自宅でも作ってみてはいかがですか?? 参加者の感想 土台を作るときの力加減が大変だったけど最後は上手に作れたので嬉しかったです。 雪がかかっているようにするスプレーをかけるのが楽しかったです。 いろんな飾りでリースを色とりどりに作れたので、とても楽しかったです。 土台を作るのが大変でしたが、なんとか出来上がり嬉しかったです。たくさんの材料をありがとうございました! (運営係 A) 

"穂孕みて穭の田にも鳥集ふ" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2022.12.19)

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11月の末に俳句小屋の展示を入れ替えました。展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。 "穂孕みて穭の田にも鳥集ふ" あぐり (ほはらみてひつじのたにもとりつどふ) 穭(ひつじ)とは稲を刈り取ったあとに、残った株から再び伸び出てくる稲のことだそうです。それが生長すると2度目の穂をつけることがあり、鳥がついばみにくるそうです。モミの中は空っぽのことが多いそうですが、収穫されることもないので、鳥にとってはお楽しみの時期ですね^^   "思いきり首を伸して石蕗の花" みこ “波しぶき黄金競ひつ石蕗の花″ いわや 秋から冬にかけて、スッと伸ばした茎の先に真黄色の花を咲かせるツワブキ。園内でもいたるところから顔を出して、花の少ない時期に明るい彩りを添えてくれました。やや冷えこんできた頃に、わずかな岩間からも力強く花茎を伸ばした草姿を見ると、元気をもらえますね。 "カワウソがぐるぐる回る秋の空" 作者不詳 福岡市動物園名物のコツメカワウソのトルネード。思わず笑ってしまいますよね^^ もともと回る遊具として用意されていたわけではないのが、またおもしろいです。年中遊んでいますので、ご覧になったことがない方は、ぜひ動物園もまわってみてくださいね! いち にの さん! 最後は子どもさんのものと思われる作品を4点。       "かん高い声をはり上げ鵯(ひよ)がなく" 七海 "ポケットにしょくぶつ園のどんぐり二つ" わたべこうま "おにぎりはうめおかかしておとうさん" いと "いろいろな自ぜんの力かりている" れん どれも感じたことを素直に詠んだ作品ですね!来年もいろいろなものを見て感じて、どしどし投稿してくださいね^^   こちらは松尾先生の来訪日に、どなたかが俳句小屋に飾ってあったサザンカの落花。 「サザンカの宿みたいね♪」と松尾先生 今回の展示の様子です 俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!  ※今回展示して

「冬の野鳥観察会」を実施しました。

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開催日 令和4年12月11日 日曜日 10時00分から12時30分 講  師 日本野鳥の会支部長 小野 仁 先生 内 容 冬は全体的に鳥がモコモコしていて可愛い時期ですね。あれは羽の中に温かい空気を取り込んでいて、天然のダウンみたいな効果があるそうです。他にも複数羽で固まってじっとしたり、その行動は冬の私たちと似ていて微笑ましいです(*^^*) 植物園は冬になると閑散期にはいり、少しお客さんの数が減りますが、木々が多く静かな場所は鳥にとっては居心地の良い場所なので、天気のいい日は絶好の観察日和です!この時期の午前中は野鳥観察の方が双眼鏡やカメラを覗かれている姿を多々見られます。 この日は曇り空でとても寒い日でしたが、観察会に参加するため多くの方がいらっしゃいました。講師の方の紹介やお話を聞いた後、グループわけをして園内に出かけます。 開けたところより木や植え込みがある場所の方が鳥たちがとまりやすいので、そんなスポットを講師の方たちの解説を聞きながら観察しました! 【今回観察できた野鳥】 ツグミ、ジョウビタキ、アオジ、シロハラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、メジロ、キジバト、ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、カワラバト、コゲラ、モズ、ウグイス 園内をまわり終えたら、室内に戻って観察できた鳥を挙げていきます。 解説では鳥の名前の由来や漢字の成り立ちのお話がありました。例えばシジュウカラは四十の雀と書いてスズメ40羽分の価値があるからとか、鴉はカーカー鳴くから部首が“牙”、鴨はコウコウだから“甲”、鳩はククで“九”など。どれも一度聞くと覚えやすく、誰かに教えたくなるようなお話がたくさんありました(‘◇’) 寒くなると部屋にこもりがちですが、野鳥を観察にお出かけすると新しい発見もあったりして楽しいですよ!寒さ対策を万全にぜひ植物園に遊びにきてくださいね。   参加者の感想 野鳥観察会では鳥のことだけではなく、木々の変化にも目を奪われます。鳥について知ることだけでなく見るポイントや鳥に関する漢字、その鳥が好きな木や木の実についても教えていただけるので本当に楽しみな講座です。 普段見ている鳥をスコープで拡大して見ることが出来ました。新しい発見ばかりでとても感動しました。野鳥のことをもっと知りたいなと思いました。  (運営係 A)  

「プチ盆栽づくり2」を実施しました。

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開催日 令和4年12月10日 土曜日 13時30分から15時30分 講  師 手のひら盆栽教室櫻苑主宰 櫻木 千絵 先生 内 容  手のひらサイズの盆栽は見た目も可愛く手入れもしやすく、盆栽を始めてみたい方、再挑戦されたい方にピッタリです!今回プチ盆栽にする植物は黒松、ヒメナンテン、ツバキ、ニレケヤキの4種類です。縁起の良い松やヒメナンテン、寒さに強いツバキやニレケヤキ。どれもこれからの季節に向いていて育てるのが楽しくなるようなラインナップになっています。  盆栽をつくる流れとして、ポットの状態の植物を鉢に植え替えます。鉢は釉薬や足の位置、植物は木の部分の見え方をポイントに正面を決めます。盆栽は木の姿を見せたいので葉っぱが茂っている方を後ろにしたり、木の流れで中心よりやや端に寄せてバランスをとったりなどテクニックがあり聞いていて面白く勉強になりました! 向きを決めたら土をほぐして鉢に植え替え、苔を土の表面にかぶせ苔の端っこを土にいれこみます。白い砂利をかけて川辺を表現できたら完成です。最後水をはったバケツでどぶ漬けにして水を与えます。 盆栽を育てるうえで重要なポイントは①外で育てる。②水をあげる。の2点とのこと。盆栽はなんとなく育てるのが難しそうなイメージがあったので、この2点だったら初めてでも育てれそうな気がしますね(^^) ちなみに肥料を与えるのは人が過ごしやすい時期がいいというのも印象的でした。すごく暑い月や寒い月は生きるので精一杯なので水やりだけでいいそうです。肥料は成長しやすい、春や秋にとのこと。覚えやすいですね!    一見育てるのが難しそうな盆栽ですが、基本は植物と同じなので興味がある方はぜひ楽しみながら育ててみてくださいね(*^▽^*) 参加者の感想 植物を育てる勉強を少しずつしていきたいので大変役にたちます。初めての盆栽とても楽しかったです。ぜひまたやってみたいと思います。 初めてでしたが、とても楽しくあっという間でした。違う種類のにも参加したいです。ご説明もわかりやすく盆栽が好きになりました。大切に育てます。 想像以上に可愛らしくできました。ありがとうございました。  (運営係 A)  

「マイひょうたんづくり体験教室」を実施しました。

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開催日 令和4年11月23日 水曜日 13時30分から15時30分 講  師 福岡地区愛瓢会の方々 当日はあいにくの雨でしたが、ひょうたんづくりを楽しみに多くの受講者の方々が来園されました。この体験教室では園内で採れたひょうたんを使って、自分だけのオリジナルひょうたんをつくる体験教室です。装飾の仕方は絵具で色付けするか和紙を貼るかの2パターンあり、時間があれば両方作ることも可能です! ≪和紙の装飾≫ ひょうたんに筆でのりを薄く塗り、そこに好きなサイズに切った和紙を貼りつけていきます。ひょうたんのカーブしている部分はよれやすいので和紙を小さめに切って貼っていくのがポイントです。和紙の模様や柄を切り抜いてワンポイントにするのもいいですね。 ≪絵具の装飾≫ 塗る際、絵具が垂れてきたりするのでひょうたんの底の穴に割りばしを刺して塗っていきます。全体を塗ったり模様を描いたり、自由に色を塗っていきます。ひょうたんの形を生かしてキャラクターを描いたりなど様々なアレンジ可能です。 最後に仕上げでニススプレーをかけたら完成です! 愛瓢会の方々が作られた見本のひょうたん作品です。 しかも、ひょうたんに文字を書いて手紙として出すこともできるそうです!上の写真は実際に愛瓢会の方が出された年賀ひょうたんになります。定形外になりますが郵便局に持って行って切手を貼ったら配達してもらえるそうです。通常の年賀はがきよりインパクトもあるし、メッセージを読んだ後に飾っても可愛いですね! 来年の新年のご挨拶に年賀ひょうたんはいかがでしょうか(*^▽^*) みなさん思い思いマイひょうたんを作っています。カラフルに塗ったりキャラクターに仕上げたりと、どれも個性が出ていて素敵ですね!今年もたくさんの素敵なマイひょうたんができました。 参加者の感想 初めて参加しましたが子どもと一緒に楽しく体験できました。 普段なじみの少ないひょうたんに絵付けができてとても楽しかったです。 楽しかったです。道具も用意していただいてありがたい。ワンコインで参加できるのもいいです。  (運営係 A)  

「旬の植物ガイド【どんぐり・紅葉】」を実施しました。

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開催日 令和4年11月12日 土曜日 13時30分から15時30分 講  師 植物園緑の解説員 加来 孝 ・ 二又 徳子 会議室が工事で使えないため、今回が初めて座学なしでの観察会となりました。情報館の入口付近で受付をおこない、そのまま園内を観察して回ります。先週は肌寒い日が続いていましたが当日は、ポカポカ陽気で観察会日和の気温でした。 今回観察した植物は下記のとおりです。 【観察した15種】 コスモス、キチジョウソウ、ツワブキ、オオモミジ、コダチダリア、ケヤキ、マテバシイ、トウカエデ、ヤマコウバシ、コバノセンナ、カツラ、ダルマギク、スダジイ、オキナワサザンカ、アラカシ どんぐりや紅葉をメインに旬の植物を観察しました。紅葉や黄葉に色が変化する時、葉の中ではクロロフィルが分解されたりアントシアニンがつくられたりとせわしなく変化していることを思うと紅葉の見方も変わってきますね! 園内の木々は黄葉が広がり種類によっては紅葉も徐々に始まってきています。 ヤマコウバシの木です。冬になっても葉が落ちないとのことで、受験生のお守りとして持たせたりするらしいですよ。ほっこりするエピソードです(*’ω ’*) カツラの落ち葉です。匂いを嗅いだら本当にキャラメルの香りがして驚きました!見た目は普通の落ち葉なのに不思議です。ちなみに他の落ち葉も嗅いでみましたが無臭でした(^^) 自分で園内を見て歩くのも楽しいですが、観察会に参加するとエピソードや匂いなど、そこでしか聞けない解説員の先生方のお話が聞けるので植物のことがより深く知れて記憶にも残りますよ。事前申し込み不要ですので、植物園を訪れた際に観察会があっていたら是非気軽に参加してみてくださいね! 次回は来年1月14日土曜日開催予定です。 参加者の感想 植物の仕組みって本当に不思議です。また次も来ます。 自分で散策してもただ見るだけでした。非常に興味深く観察できました。 どんぐりと紅葉、黄葉、褐葉を詳しく知ることができ参加して良かったです。  (運営係 A)  

"秋空は雲々達のアトリエだ" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2022.11.21)

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(2022.11.15) 10月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。 展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。 “秋空は雲々達のアトリエだ” 雲昇 空気が澄みわたった爽やかな秋の日は、空を見上げたくなります。いわし雲やひつじ雲などがよく見られるのもこの時期。白い絵具で描かれていくような青空を眺めると、気持ちがときほぐされるような気がしますね~   “枯葉道滑らぬように力入れ” 裕子 わたしは園内の斜面でよく滑ってしまいますので、思わずすねの辺りに力が入る作品です^^; 秋の落葉は風情がありますが、案外、落葉ごとズズッと滑るので注意が必要です。車で紅葉狩りなどにいかれる際にも、どうぞ落葉にはお気をつけください! (ケヤキの落ち葉の絨毯 2022.11.21) 最後はこちら。 “名月や水にうつってなお輝く” スズメ 水面に映し出される名月もまた素敵ですね!9月10日(旧暦の8月15日)は、中秋の名月でした。大変美しいものとして古くから観賞されてきた月です。月の満ち欠けで日にちを数え、街の灯かりも乏しかった昔に比べると、現代は夜も明るく、夜空を見上げて月を意識することも少なくなったのではないかと思います。せめてこうした機会には、遠くまで思いを馳せて、お月見を楽しみたいものですね! 今回の展示の様子です。 俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています! ※今回展示している俳句の一覧です。 <俳句係 M>