ちいさな大発見!? No.75(2020.4.16)今が旬の・・・!?
今日は、朝のうちは少し雲が広がっていましたが、昼前から気温も上がり、絶好のお天気になりました。外出を控え、人との接触をできるだけ控えているみなさん、近所をゆっくりゆっくりと散策するだけでも、日頃気づかなかった花や虫、新緑の広がりなどに気づくのではないでしょうか。 さて、14日(火)に出勤した際に撮りためた写真を今号でも紹介します。 先ず、野草園で咲いているユリ科の「アマドコロ」です。別名を「キツネノチョウチン」と言います。そっくりな植物に「ナルコユリ」がありますが、茎が少し角張っている方がアマドコロです。手で触ってみるとわかりますよ。 「アマドコロ」に飛来したマルハナバチ そのすぐ隣では同じくユリ科の「ホウチャクソウ」が群生しています。アマドコロやナルコユリは山菜として食用になりますが、ホウチャクソウの若芽は毒性があります。花は釣り鐘状で枝先に数個つけます。 茎が分かれる「ホウチャクソウ」 次は展望台で咲いているマメ科フジ属の「ヤマフジ」です。フジの花との違いですが、何より花序が短いと言うことです。20~30cmくらいかな。それと、蔓の巻き方がフジとは逆で上から見ると左回りになっています。おもしろいですね。 「ヤマフジ」 「白花美短」と書いてシロカピタン 同じく展望台の壁では、ノウゼンカズラ科の「ツリガネカズラ」が咲いています。 ただの巻きひげではなく、巻きひげに吸盤(?)がついています。ですから、壁面緑化にも使われます。おもしろいのは、別名を「カレーカズラ」と言い、花にカレーの匂いがします。 花弁の内側がカレー色? 最後はツツジ科で日本固有種の「ツクシシャクナゲ」です。「セイヨウシャクナゲ」と比べると、葉が少し丸まっていて、葉裏が茶色です。セイヨウシャクナゲは花が大きく、葉が平坦で葉裏も緑色です。 清楚な色合いの「ツクシシャクネゲ」 花が豪華な「セイヨウシャクナゲ」 また、次号をお楽しみに! 【解説員K】