ちいさな大発見!? No.64(2020.1.29)世界で最も変わった花?
常緑で大きな葉をもつユリ科のハランは,生け花のわき役に使われます。また,今はプラスチック製のバランが多く使われていますが,以前は葉に抗菌作用があるため料理の仕切りに使われたりしました。 みなさんはこのハランに,花が咲くのを知っていますか。 今,植物園の野草園西や花木園Aで見ることができますよ。ただ株元をじっくりと探さないと見つかりませんので,まずはブログで紹介します。 大きな葉ですね。いったいどこに花があるのか,一見しただけでは絶対にわかりません。 濃い緑色で厚いハランの葉! 葉をかき分け落ち葉を取り去ると,・・・出てきました。花径3cmほどでしょうか。茎もなく、何とも不思議な奇異な花です。 地面に咲いた王冠型の花! こちらは仲良く2輪! こちらは蕾です。まだ,紫色のラインや斑点は見られませんが,ずいぶんと膨らんでいます。 蕾が4つあります! さらに探していると,地下茎の側に薄い緑がかったものを見つけました。これは蕾ではなく,1年かけて生長した実のようです。 直径2cmくらいの実! ハランの花は「世界で最も変わった花」の1つと言われています。 是非,見に来ませんか。 【解説員K】