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ちいさな大発見!? No.69(2020.3.7)うそっ,これが〇〇科!?

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 今の時季,植物園ではやっぱりサクラが主役(?)ですが,わき役たちの存在もキラリと輝いています。紹介します。  先ず,温室前の「マンサク」です。「シナマンサク」や「アカバナマンサク(園芸種)」等もあります。   日本固有種のマンサク  次は水生植物園やバラ園南花壇で見ることができる中国原産の「トキワマンサク」と「ベニバナトキワマンサク」です。落葉樹のマンサクに対し,こちらは常緑ですからトキワマンサクの名前が付いています。 花の雰囲気がマンサクに似ている トキワマンサク 緑葉と赤葉の2種類ある ベニバナトキワマンサク  次はモデル庭園や温室南花壇などで咲いている日本原産の「ヒュウガミズキ」と「トサミズキ」です。トサミズキが高知で見つかったことから,ヒュウガミズキは宮崎だと思っているかもしれませんが,実際は石川から兵庫にかけての日本海側,高知などで自生が確認されています。後に宮崎でも発見されたそうです。 小ぶりですが,花数が多いヒュウガミズキ  オレンジのおしべが目立つトサミズキ  次は超地味系の「イスノキ」です。虫こぶで有名ですが,小さな花が密集して咲いています。実際には花弁が退化し,花序の上に両性花,下に雄花をつけます。花木園Cで見ることができます。 別名を「ヒョンノキ」と言います!  芝生広場や紅葉樹園の階段あたりで,写真のようなイガイガの実を見ることができます。写真左はモミジバフウ(アメリカフウ),右はタイワンフウです。落葉樹で現在は葉がありませんが,モミジバフウは5~7裂,タイワンフウは3裂する特徴があります。 左がモミジバフウ,右がタイワンフウ  最後は前号でも紹介したロドレイアです。 満開はまだまだ、ロドレイア  それでは問題です。ここで紹介した植物たちの共通点は何でしょう。  実はここで紹介した植物は属こそ違いますが,すべてマンサク科の植物なんです。マンサクとは似ても似つかない植物ばかりですね。 【解説員K】

星の形をした実を発見!(2019.6.14)

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バラ園の南側でちょっと変わった形の実を発見!茶花としてよく使われるリキュウバイ【利休梅】(バラ科)の実です。5個の稜(ひだ状)をもち星の形をしています。  この時期、春の花シーズンが終わって特徴的な実をつけた植物が目立ってきました。                                          4個の稜をもつ四角い形の実はヒゼンマユミ【肥前真弓】(ニシキギ科)です。秋になると黄色に熟して4つに裂け、中からオレンジ色の種子が現れます。  8個のかぎ状の突起をもつのはシキミ【樒】(シキミ科)の実です。この形は8個の果実が集まって扁平になったもので集合果と呼ばれます。種には猛毒が含まれるので要注意。    果実が丸く球状に集まって垂れるのはモミジバフウ【紅葉葉楓】(マンサク科)です。北アメリカ原産で別名アメリカフウとも呼ばれます。  角ばったりゴツゴツした印象の実が続いたので最後に丸い実を一つ紹介。  タブノキ【椨】(クスノキ科)の実です。基部にはタコの足状に花被片が残っています。おもしろい形ですが、残念ながら8個ではなく6個です。  どうですか?木の実たち、それぞれ特徴があっておもしろいでしょう。これから秋の実りの季節に向けて刻々と形や色を変化させていく木の実にご注目ください。                                      ...

木々の芽立ちの表情(2019.4.10)

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サクラの仲間などが次々に開花してまさに春爛漫の園内ですが、冬の間葉を落としていた木々たちも次々に芽を出して新たな出発をしています。春の季語「芽立ち」はふつう木の芽のことで、木の中でも落葉樹の場合をいうことが多いそうです。ということで、特徴的な表情の落葉樹の「芽立ち」を探してみました。  まず「香りの道」で淡紅色の新葉を出しているのはチャンチン【香椿】(センダン科)です。街路樹として天神交差点などにも植えられているのでおなじみの方も多いのではないでしょうか。葉が出てから一月ほどですっかり緑色に変わります。   チャンチンよりやや濃い紅色の新葉を出しているのはアカメガシワ【赤芽柏】(トウダイグサ科)で す。実はこの紅色は葉の表面に密生している星状毛の色で、葉が成長するにつれて目立たなく なり下から緑の葉が出てきます。                               長い柄の先に小葉をいっぱいつけて、手のひら状に大きく葉を広げる準備をしているのはトチノキ【栃木】(トチノキ科)です。柄の付け根には早くも花芽をふくらませています。  枝の先端で芽吹いているのはオニグルミ【鬼胡桃】(クルミ科)です。成長すると対生の羽状複葉 になります。        星形で手のひら状に裂けた葉を出しているのはモミジバフウ【紅葉葉楓】(マンサク科)です。別名アメリカフウで街路樹として多く植えられています。葉の付け根から立ち上がっているのは雄花で、下側に垂れているのが雌花です。  これらの木々の芽立ちは、このところの陽気で表情が刻々と変わっていくので毎日観察するのが楽しみです。植物園でさまざまな「春」をお楽しみください。  (解説員)