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"菜の花にもらう幸せたまご色" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2023.3.20)

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2月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。 展示させていただいた作品をご紹介します。 "菜の花にもらう幸せたまご色" なな 菜の花でたまごを想像するなんて、たまご大好きさんですね^^ 植物は昆虫や鳥に花粉を運んでもらうために、様々な花色でアピールしています。 春先の園内ではギンヨウアカシアやサンシュユなど黄色系統の花がよく目立ち、ツバキ‘初黄’も珍しい淡黄色の花をつけました。 ギンヨウアカシア 2023.3.11 ツバキ‘初黄’ 2023.3.14 "温室で故郷の木々と再会し" ベイク 植物園は故郷を感じていただける場所でもあるのですね。 中でも温室には熱帯亜熱帯地方の植物や高山植物などを展示していますので、色々な国の植物 に出会うことができます。 ”きさらぎの雨降るなかの俳句小屋” みよ 俳句小屋を詠んでくださりありがとうございます^^ 俳句小屋前ではボケやシャガの花が咲き、ソメイヨシノもまもなく満開になりそうです。どうぞお気軽にお立ち寄りください! 俳句小屋前のソメイヨシノ 2023.3.20 今回の展示の様子です 俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。 初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています! ※今回展示している俳句の一覧です。   <俳句係 M>

「多肉植物を育ててみよう」を実施しました!

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開催日 令和5年3月1日 土曜日 13時30分から15時30分 講  師 お花の教室ユルリラ主宰 渡辺 しおみ先生 だんだんと気温が温かくなり植物が活発になる季節がやってきました。春と秋は日差しや乾燥を好む多肉植物にとって育てやすい季節でもあります。また水やりも他の植物と違って、頻繁にあげる必要がないので、初めての方にもおすすめな育てやすい植物なんですよ(^^) 今回もポットの状態から多肉を植え替えていきます。取り出すときは少しポット揉んで外れやすくしてから、そっと持ち上げます。持ち上げるときに、つい多肉を傷めないよう逆さまにして外しがちですが、そうすると多肉の間に砂が落ちて入りこんでしまい、見た目が悪くなるのでひっくり返さないようにしましょう。 容器に植え替える際は土を下にひき、多肉の生えている土の部分が一定の高さになるように調整します。土の部分を軽くほぐしながらバランスをみて寄せ植えをおこなっていきます。多肉の色や形、特徴などを見て位置を決めるとまとまりやすくなりますよ。 困ったところがあっても先生が丁寧に教えてくださるので安心です!寄せ植えをおこなった後は、育て方のレクチャーや質問の時間ももうけてあります。 先生のお手本の多肉植物の寄せ植えです。多肉以外にもウサギやクルミの殻などの飾りがあることによって、より多肉植物の可愛らしさメルヘンさを感じます。みなさんもお気に入りの鉢に多肉植物を寄せ植えしてみてはいかがですか? 参加者の感想 多肉植物に興味はあったのですが、今回はそれが身近に感じられ楽しかったです。先生の説明もわかりやすかったです。また参加したいです。ありがとうございました 苗が立派で可愛くできました。大切に育てます。 初めての体験でワクワクしました。実習後講習があり、よい勉強になりました。  (運営係 A) 

第27回福岡市植物園 植物画コンクールの入賞作品決定!

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 厳正な審査の結果、第27回福岡市植物園植物画コンクールの入賞作品が決定しました。  今年で27回目となり4半世紀以上に及ぶ歴史を重ねた当コンクールに、一般(26点)・中高(83点)併せて109点の作品をお寄せいただきました。ご応募いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。  福岡市の「一人一花運動」の輪は確実に拡がっており、植物園はその拠点として様々な取組みにチャレンジしています。また、福岡市では「Fukuoka Art Next」も展開されており、当コンクールは、市全体で高めようとしている二つのプロジェクトの交わるところに位置づけられると言えるでしょう。一方では、一般の部応募作の半数以上が福岡市外からで、ネット等を通じて広く認知されていることも伺われました。  植物画は、植物の特徴の正確な描写と、芸術作品としての美しさとの両立を目指します。植物の姿を記録し、その美しさを表現するという点で、植物画と植物写真は目的を共有しています。しかし、目の前にある瞬間を切り取る写真に対して、植物画では、同時に見ることが出来ない時間を追った変化や、外部の形状と切断面、異なる視点からの像(例えば、全体図と拡大図、葉の表と裏)を一枚の中で表現することもできます。以上のような植物画の特性を生かした作品が、特に中高の部では例年と比べて多く見られました。植物画は、植物の健康な姿を描くのが基本とされており、虫に食われた部分や病気に冒された部分、欠けた部分を避けて描くことが推奨されることもあります。一方、病徴や食痕が種の特徴を示す場合もあって、今回の審査に当たって、迷った点・意見が分かれた点の一つです。  では、入賞作品を講評を添えてご紹介します。 【一般の部】  福岡市長賞   金野 博子 様 「ナツツバキ」   (福岡県小郡市)   群がりつく雄しべと細かく波打つ花弁の精密な描写が眼を惹きました。蕾から花後までの様々な段階を含めた点、花期の勢いがある葉と果期の衰え始めた葉との対比も見事です。開花初期の花では雄しべに埋もれている雌しべが、花後の図で描写されることで補われている点に作者の配慮を感じました。    西日本新聞社賞   叶屋 多嘉子 様「フユイチゴ」   (山口県美祢市)  葉の表裏の対比が面白く、葉裏・萼片・茎を覆う毛も巧みに表現されています。葉の虫食いや傷みが丁寧に描かれ、損傷部の