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"新月やフルートを吹く夕の星" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2023.9.19)

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(サガリバナ 2023.8.19) 8月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。 展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。 "新月やフルートを吹く夕の星" 思草 瞬く星空の下でのフルート、素敵ですね~。 音色が聞こえるほうへ、自然と足が向かってしまいそうです^^ 植物園でも7月22日に開催したSaturday Night★パーティーで、上智福岡高校の吹奏楽部のみなさんがフルートやクラリネットを演奏してくださり、緑に囲まれた芝生広場の会場に、澄んだ音色が響き渡りました。 つづいて "夏の夜迷惑だろう夜の花" 服部さやか 今年も夜間開園に大勢の方にご来園いただきました。 植物達もびっくりしたことでしょう。 植物の視点にたったやさしい作品ですね^^  今年も8月は来園者が少なく、投句数も少なめでした。涼しくなったらぜひまた植物園へ、そして俳句小屋へ足をお運びください! ※ 作品の表記が誤字脱字と思われる箇所、また、作品がもっと良くなると思われる箇所については、添削して表記しています。 今回の展示の様子です。 俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています! ※今回展示している俳句の一覧です。  <俳句係 M>

"夏の夜待宵草に照らされて" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2023.8.21)

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7月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。 展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。 "夏の夜待宵草に照らされて" 小松めい(4年生) (なつのよるまつよいぐさにてらされて) オオマツヨイグサの鑑賞に来てくださったんですね!^^ 宵のうちに、開花の瞬間を楽しめるオオマツヨイグサは、夜の植物園で一番人気の花です。 花がパッと開いた時には歓声が上がり、感動そのものですよ! 夜の動植物園は9月第2週の土曜日まで開催していますが、今年は酷暑のためか花数が既にとても少なくなっています。 オオマツヨイグサをお目当ての方は、ぜひお早めにお越しください~ 7月は子どもさんのものと思われる作品が多く寄せられました。         どれも夏らしい作品ですね!自然に囲まれた植物園で詠まれた俳句だからかもしれませんが、昆虫や植物も自然と作品に詠まれていますね^^ "夏草を抜き終え夕のビール旨し" いわや (なつくさをぬきおえゆうのビールうまし) 夏の草取りは、抜いても抜いてもグングン伸びてきますので大変です。 ご褒美のビールはさぞかし美味しいでしょうね! "くちなしや同じ悩みを分かち合ひ" 哲行 果実が熟しても裂けないため、この名がついたともいわれるクチナシ。実が熟すとだいだい色になり、たくあんなどの着色料として用いられますが、今の時期は熟す前の緑色の実がなっています。 今度、私も話しかけてみようと思います! バラ園奥のクチナシの実(2023.8.21) 今回の展示の様子です 俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています! ※今回展示している俳句の一覧です。  <俳句係 M>

"紫陽花の青あふれ出す花手水" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2023.7.20)

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6月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。 展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。  "紫陽花の青あふれ出す花手水" あくび指南 (あじさいのあおあふれだすはなちょうず) 最近、神社などで見かけるようになった花手水。 水の中のアジサイの花は鮮やかさを増し、花手水によく合いますね^^ アジサイの投稿は他にもたくさ~んいただきました!             長い間楽しませてくれたアジサイの季節が過ぎると、いよいよ本格的な夏の到来です!! "朝ドラのバイカオウレン母の花" 作者不詳 バイカオウレンは、現在NHKで放送中の朝ドラ「らんまん」でモデルとなっている植物学者の牧野富太郎博士がこの上なく愛した花といわれており、牧野植物園のロゴマークにもなっているそうです。 私はまだ花を見たことがないので、一度お目にかかりたいものです。 ドラマもこれからどんな植物がでてくるか楽しみですね! 最後はこちら "春有百花秋有月夏有涼風冬有雪…" 松尾先生とどういう意味だろうと首をひねり、ネットで調べさせていただきました。 「春にはたくさんの花が咲き、秋には月があり、夏には涼風があり、冬には雪があり、つまらないことに心を奪われなければ、春夏秋冬いつでもすばらしい季節」といった意味合いになる漢詩の一節ではないかと思われます。 俳句小屋も国際的になってきました~ !(^^)! 今回の展示の様子です 俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています! ※今回展示している俳句の一覧です。 <俳句係 M> 

"スカートの裾の触れゆく薔薇の径" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2023.6.20)

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(5月5日のバラ) 5月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。 展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。 "スカートの裾の触れゆく薔薇の径" 洋子 (スカートのすそのふれゆくばらのみち) 大きくて重たいバラの花が傾いて、通路まではみ出すほどになった満開のバラ園が目に浮かびました^^ バラは今年も、昨年とほぼ同時期の5月の1週目から2週目にかけて最も見ごろになり、大勢の方に楽しんでいただきました。 バラを詠まれた作品はほかにも。       "バラの花まるでまっ赤な太陽だ" 七海 "喜寿迎へあふるる薔薇に会ひたくて" 和子 "バラの園今年も見れる嬉しさよ" はっち "多種多様バラも子どももみなすてき" 彩 "薔薇アーチくぐりて我も八十路坂" 政弘 "薔薇開くときは果実の香をひらく" 愛 バラ園はちょうどいま2番花が咲いています。花は春よりだいぶ小ぶりですが、たくさんの花をつけていますよ。 (バラ園の様子 2023年6月20日)  "撮り鉄の蝶を気づかふシャッター音" 紫小寿寿 鉄道の撮影中に飛んできたチョウが逃げないように、息をひそめてカメラを構える様子でしょうか。 シャッターの音も、心もち小さくなるような気がしますね^o^   "こもれびは夏の近道立ちどまり" すみれ 木漏れ日のそそぐ涼しい遊歩道を抜けた先には、夏のような日差しが照り付けていて思わず足を止める、そんな情景を思い浮かべました。 もうじき本格的な夏の到来です。その前にしっかり雨にも降ってもらって、無事に梅雨明けしてほしいものですね! 今回の展示の様子です  俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています! ※今回展示している俳句の一覧です。  <俳句係 M>