ちいさな大発見!? No.42(2019.6.22)これでもアジサイのなかまですよ!
この時期になってもまだ北部九州は梅雨入りをせず,雨が大好きなアジサイたちは,日中は葉がしおれ気味でイマイチ元気がありません。
さて,今回はアジサイの近縁に当たる珍しい植物を紹介します。
名前は「バイカアマチャ」(写真①)です。
アジサイはユキノシタ科アジサイ属ですが,こちらはユキノシタ科バイカアマチャ属になります。属は違いますが,アジサイのなかまです。
この花の特徴はガクアジサイのように装飾花(受粉せず,虫を誘因するための花)と両性花(受粉できる本来の花)をもちますが,それらが別々にできるところです。しかも,本来目立つべき装飾花の方が小さいのですから,何のための装飾花だろうと思ってしまいます。
たぶん,装飾花が必要のないくらい両性花が目立っているからではないでしょうか。4枚の花弁は純白でビックリするくらい肉厚です。雌しべは2本あり,雄しべは100本以上はありそうです。
そして,両性花が散ったあとも,装飾花はしばらくの間,残ったままです。(写真②)
ちなみに,開花前の蕾の状態が写真③です。
ところで,「バイカアマチャ」の名前ですが,花が梅に似ていて,葉や茎の姿がアマチャに似ているところからついたそうです。個人的にはアマチャには似ていないと思います。
そこで,「アマチャ」(写真④)の紹介を簡単にします。
「アマチャ」はヤマアジサイの園芸種と言われています。お釈迦様の誕生を祝う花まつりに使われるので,神社によく植えられています。一見すると,花も葉もヤマアジサイそっくりです。生の葉には甘みはまったくなく,若葉を摘んで蒸して揉み,乾燥させることにより甘みがでるそうです。
「バイカアマチャ」は希少種で福岡県レッドデータブック2011年版では絶滅危惧ⅠA類に指定されていました。
これからが花の見頃です。バラ園デッキ手前で見ることができますよ。見つからないときは情報館1階で声をかけてください。案内します。
さて,今回はアジサイの近縁に当たる珍しい植物を紹介します。
名前は「バイカアマチャ」(写真①)です。
写真① 肉厚な花弁ですよ!
アジサイはユキノシタ科アジサイ属ですが,こちらはユキノシタ科バイカアマチャ属になります。属は違いますが,アジサイのなかまです。
この花の特徴はガクアジサイのように装飾花(受粉せず,虫を誘因するための花)と両性花(受粉できる本来の花)をもちますが,それらが別々にできるところです。しかも,本来目立つべき装飾花の方が小さいのですから,何のための装飾花だろうと思ってしまいます。
たぶん,装飾花が必要のないくらい両性花が目立っているからではないでしょうか。4枚の花弁は純白でビックリするくらい肉厚です。雌しべは2本あり,雄しべは100本以上はありそうです。
そして,両性花が散ったあとも,装飾花はしばらくの間,残ったままです。(写真②)
写真② ガク片の中央には閉じたままの花が!
ちなみに,開花前の蕾の状態が写真③です。
写真③ 4枚の尖ったガクに守られている蕾
ところで,「バイカアマチャ」の名前ですが,花が梅に似ていて,葉や茎の姿がアマチャに似ているところからついたそうです。個人的にはアマチャには似ていないと思います。
そこで,「アマチャ」(写真④)の紹介を簡単にします。
写真④ ヤマアジサイと区別が・・・?
「アマチャ」はヤマアジサイの園芸種と言われています。お釈迦様の誕生を祝う花まつりに使われるので,神社によく植えられています。一見すると,花も葉もヤマアジサイそっくりです。生の葉には甘みはまったくなく,若葉を摘んで蒸して揉み,乾燥させることにより甘みがでるそうです。
「バイカアマチャ」は希少種で福岡県レッドデータブック2011年版では絶滅危惧ⅠA類に指定されていました。
これからが花の見頃です。バラ園デッキ手前で見ることができますよ。見つからないときは情報館1階で声をかけてください。案内します。
【解説員K】
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