“ハイビスカス踏み出せぬ子の背なを押す” 俳句小屋の展示作品を入れ替えました(2021.11. 18)

先月末に約3か月ぶりに俳句小屋の展示作品の入れ替えを行いました。臨時休園のため、かなり間が空いてしまいましたが、たくさんのご投句をいただきありがとうございました。今回展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。

まずはこちら。

“ハイビスカス踏み出せぬ子の背なを押す” かんな

アオイ科フヨウ属の総称をハイビスカスといいますが、一般的に思い浮かべられるのは花が大きく色鮮やかなハワイアンタイプのハイビスカスだと思います。南国を感じさせる豪華でカラフルな花姿からは、あと一歩を踏み出せないような時にも勇気をもらえそうな気がしますね。花が少なくなるこれからの寒い季節に、ハイビスカスやブーゲンヴィレアなどが入口で迎えてくれる当園の温室はおすすめです。

続いて

“イガ栗を持てるか否かバツゲーム”

いたたたたっ!想像しただけで痛くなりそうですが、秋の自然を五感で感じられるようで楽しい作品ですね^^。ただし本当にトゲが刺さったら、病院での処置が必要になることもありますので、実践しないようにしてくださいね。(俳号読めなくてすみません)

(紅葉樹園のクリの実 2021年11月15日)

最後にこちら

“むしのこえまどをあけたらきこえたよ” よしながりさ

窓を開けて涼しい風が入る季節になると、色々な虫の声が聞こえてきますよね。鳴き声に耳を澄ますだけでも情緒がありますが、声の主を探し当てるのもおもしろいですよ。懐中電灯を持って近づくと鳴き止みますが、しばらく待つとまた鳴きだします。聞こえてきたのはどんな鳴き声だったかな♪

俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!

※今回展示している俳句の一覧です。



<俳句係 M>

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