ちいさな大発見!? No.26(2019.3.19)

 みなさん,プルメリア(写真①)をご存知ですか。
 キョウチクトウ科インドソケイ属で熱帯花木を代表する種類として,世界中の熱帯地域で広く植えられています。花には芳香があり、ハワイではレイにも使われています。
写真①「プルメリア・ルブラ・アクティフォリア」

 先日,本園ボランティアガイドの方から,温室で拾ったプルメリアの実(写真②)をいただきました。枝先から左右に1つずつ2つの実がついています。1つの実で約12cmもあります。まるで,水牛の角のようです。あの可憐な花から,こんな実ができるとは・・・本当に驚きです。
写真②「プルメリアの実」

 早速,片方をカッターナイフで切ってみると,白い乳液が出てきました。これは有毒だそうです。そして,実は早すぎたようで,まったく熟していませんでした。むりやり果肉を剥がすと,種(写真③)がいくつか取れましたよ。本来なら,うろこ状に40から50個くらいの種ができるそうです。
写真③「プルメリアの種」

 現在のプルメリアは葉をすべて落としています。やがて気温の上昇とともに,花芽をつけ,6月以降にきれいな花(写真④)を咲かせてくれることでしょう。
写真④「ピンクのプルメリア」
 
【解説員K】

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