ちいさな大発見No.105(2020.10.11)ペルシカリアって?

 針葉樹園花壇と市民花壇に植えている2つの花を紹介します。
 1つは「ペルシカリア」,名板にはsp.が付いていますが,これは種小名が不明のときに使われます。もう一つは「ペルシカリア・アンプレクシカウリス・アルバ」です。アルバは白い花を意味します。 
名板には「Persicaria sp.」
 
ペルシカリア・アンプレキシカウリス・アルバ

 これらにそっくりな植物が空き地や道路脇などでよく見かけます。そうです,「イヌタデ」です。学名をカタカナ表記すると,「ペルシカリア・ロンギセタ」と言います。実はタデ科ペルシカリア属(イヌタデ属)の仲間なのです。
赤飯を想起させる「アカノマンマ」
 
 他にもペルシカリアの属名がつく植物はたくさんあります。 
藍染めの原料になる「アイ」
 
草丈が2mになる「オオケタデ」 
金平糖のような「ヒメツルソバ」 
河川や沼地で見かける「ミゾソバ」 
紅白の水引に似るミズヒキ

 他にもペルシカリア属はママコノシリヌグイやサクラタデ,シロイヌタデなどたくさんあります。是非,見に来てください。
【解説員K】

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