ちいさな大発見!? No.154(2022.2.19)春はもうすぐそこまで Part2

  厳しい冬の寒さの中、着々と春に向けて開花の準備をしている植物を紹介します。前号は開花したばかりの植物でしたが、今号ではもう間もなく開花する植物です。

 先ず、中国、台湾原産でメギ科のヒイラギナンテン(柊南天)です。可憐な黄色い花を咲かせますが、葉に棘があることから邪鬼の侵入を防ぐ樹木と言われています。 

黄色い9枚のガクも花弁に見える!

 次は常緑低木でマンサク科のロドレイアです。シャクナゲの花に似ていることから、シャクナゲモドキの別名があります。濃いピンクの花序を下向きに咲かせます。 

中国原産です!

 お馴染みのミモザですが、ミモザはオジギソウのことです。正式名は、オーストラリア原産でマメ科のギンヨウアカシアです。園内にはミモサアカシアもあります。 

黄色いボンボンが可愛い!

 スイカズラ科のニワトコです。日本を中心に東アジアに自生しています。和名の接骨木は枝や幹を煎じたものを、骨折の治療に湿布として使ったところからきています。 

秋には赤い実が!

 ジャカランダを植えている花木園Cの斜面には、たくさんのツクシが顔を出していました。子どものころ、母と一緒にはかまとりをしたことを思い出します。 

昔は早春の山菜!

 中国原産のジンチョウゲ(沈丁花)です。雌雄異株で、日本ではほとんどが雄木のため、秋に果実を見ることは稀です。ちなみに、花弁は退化してなく、花弁に見える部分はガクです。 

三大香木の一つ

 次号に続きます。

【解説員K】

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