秋バラは,まだ楽しめます(2017.11.28) リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ - 11月 28, 2017 本日のバラ園の様子です。秋のバラ祭りは,11月5日に終わりましたが,バラはまだ楽しめます! シカゴピース ブリリアント ピンクアイスバーグ キャスリン モーリー 日が短くなって寒さが増していますが,ほかにも多くのバラが綺麗な花を咲かせてます!温かい服装で,どうぞお越しください。 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
「卯の花」ってどんな花?(2017.5.31) - 5月 31, 2017 先日、公民館活動でコーラスをやっていらっしゃるという女性が植物園にみえられました。 最近皆さんで唱歌の「夏は来ぬ」を歌っているのだけれども、歌詞にでてくる「卯の花」を残念ながらだれも知らなかったので、代表して調べにきましたとのこと。 「夏は来ぬ」 ♪~ 卯の花の匂う垣根に 時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて 忍び音(しのびね)もらす 夏は来ぬ 佐々木信綱作詞、小山作之助作曲の、明治時代につくられた季節感あふれる名曲ですね。 郷土樹木園の園路沿いに咲いているので、早速ご案内して清楚な白い花を見てもらいました。 標準和名はウツギ、ユキノシタ科の落葉低木で北海道~九州、奄美大島の山野に自生しています。和名のウツギは「空木」の意味で幹が中空であることに由来しています。 卯月(旧暦の4月、今年は4月26日~5月25日が旧暦4月)頃に咲くので「卯の花」とも呼ばれています。また園内には八重咲きの変種であるサラサウツギも咲いています。 昨日の朝、「小笹団地正門前」バス停から植物園まで歩いていたらホトトギスの特徴的な「トッキョキョカキョク」という鳴き声も聞こえてきました。初夏の植物園で季節感を味わってください。 (解説員) 続きを読む
秋でもないのに・・春の紅葉(2020.4.4) - 4月 04, 2020 サクラをはじめ花が次々に咲いてまさに春爛漫の園内ですが、庭木園の一角ではモミジが紅葉しています。普通紅葉といえば秋なのでちょっと不思議な光景です。 実は、このモミジはイロハモミジの一つ「静崖(せいがい)」という品種で、鮮やかな紅色の若葉が特徴です。この若葉は、生長につれて徐々に緑色に変わっていきます。そして、秋になったら他のモミジ類と同じように紅葉するので、1年で2回紅葉が楽しめます。 庭木園には他にも鮮やかな若葉が楽しめるイロハモミジがあり、こちらはやや紅色が濃い「出猩々(でしょうじょう)」という品種です。古来より、モミジの中でも特に若葉の紅色が美しい種類を「春もみじ」と呼んでいます。 ところで、秋の紅葉はアントシアニンという赤い色の色素が葉の中に蓄積されることによって色が変化します。「春もみじ」も秋と同じくアントシアニンによって紅葉しますが、この時期のアントシアニンの役割としては、若くてまだ柔らかい組織を強い紫外線から防いでいるという説があります。葉が生長するにつれて紫外線を防ぐアントシアニンが不要になって、緑色に変わっていきます。 「春もみじ」と同じように、若葉が紅色で後に緑色に変わるものとしてチャンチン【香椿】(センダン科)もあります。福岡市内では街路樹にも使われているのでご存知の方もおられると思いますが、当園では「香りの道」で見ることができます。 また皆さんの身近なところでは、住宅の生け垣に植えられているベニカナメモチ(園芸品種名レッドロビン)(バラ科)の紅色が、この時期よく目につくと思います。 このような春の紅葉ですが、葉が生長していくにつれて刻々と普通の緑色に変わっていきます。春先の限られた間に見られる、木々たちの若葉を守るための工夫をどうぞお見逃しなく! (解説員) 続きを読む
さまざまな樹皮の表情(2017.12.14) - 12月 14, 2017 園内では木々の落葉が進んで一気に冬の景色になってきました。落葉樹の葉がなくなって樹林 地の見通しが良くなると目立ってくるのが樹皮の模様です。今回はさまざまな表情を見せる樹皮をご紹介します。 まず最初にあげたのはカゴノキ【鹿子の木】(クスノキ科)、和名はまだらにはがれた樹皮が鹿の子模様に見えることからつけられています。 このように樹皮の特徴がそのまま和名になっている樹木を続けます。 上はサルスベリ【猿滑】(ミソハギ科)、ツルツルな樹皮からついています。下はバクチノキ【博打の木】(バラ科)、次々にはがれる樹皮を博打に負けて身ぐるみはがれた様子にたとえています。 次に街路樹など私たちの身近な場所に多く見かけられる樹木を並べていきます。名前を当てて みてください。 上からクスノキ【楠】(クスノキ科)、深い縦じま模様です。 ケヤキ【欅】(ケヤキ科)、成長に伴いうろこ状にはがれていきます。 オオシマザクラ【大島桜】(バラ科)、サクラ類は横じまが入るのが特徴です。皮目(ひもく)といっ て空気の通り道です。 イチョウ【銀杏】(イチョウ科)、灰色で縦に荒く裂けます。 モミジバスズカケノキ【紅葉葉鈴懸の木】(スズカケノキ科)、いわゆるプラタナス、大きくはがれて まだら模様になります。 ヒノキ【桧】(ヒノキ科)、縦に裂けて薄くはがれます。 ドングリのなる木(ブナ科)にも特徴的な樹皮が見られます。 上からアベマキ【棈】、クヌギ【椚】、カシワ【柏】です。いずれも不規則な縦の裂け目が特徴で、 特にアベマキは「あばたまき」の意味で厚いコルク層が発達してあばた状になることからつけられ ています。 棘があるタイプもあります。 上はハリギリ【針桐】(ウコギ科)、下はカラスザンショウ【烏山椒】(ミカン科)、です。チェックする時は棘に気をつけてください。 冬場に樹木を観察する場合、特に葉を落としてしまう落葉樹は樹皮の模様が大きな目印になります。寒い日が続きますが冬場ならではのさまざまな表情を見せてくれる樹木たちを探しに植物園にお越しください 続きを読む
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