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ちょっと気になる路傍の花たちNo.29(2020.3.19)園内の雑草たち?

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 園内に展示している植物をより引き立たせるため,スタッフの方々が日々きれいに除草作業をしています。それでも,気温の上昇とともに,園内のあちこちで雑草(?)が顔を出しています。  「雑草」とは人にとって役に立たず,やっかいなものという意味があります。ですから「雑草」という名の草花はなく,それぞれに名前があるのは言うまでもありません。  最初に紹介するのは春の七草の一つとして有名なナデシコ科の「ハコベ」です。花弁が10枚あるように見えますが,実際は1枚が2つに分けれているので5弁花です。ハコベは地力が高い畑に生える代表的な雑草と言われています。 「はこべら」として春の七草の一つ  同じく春の七草の一つであるアブラナ科の「ナズナ」です。果実が三味線のバチに似ているところから「ペンペングサ」の別名があります。耳元でクルクル回しても,ペンペンとは聞こえませんよ。 果実はハート形ですよ!  もう一つ,春の七草の「ホトケノザ」とは何の関係もないシソ科の「ホトケノザ」を紹介します。花が開かない閉鎖花もあり,虫などに受粉されなくても結実します。 子どもの頃,花弁をぬいて蜜を・・・  次はケシ科の「ムラサキケマン」です。一見すると,ホトケノザに似ていますが,花数が多く豪華です。遠くに種をアリに運んでもらうため,エライオソームというアリが大好きなおやつを種につけて散布します。 アリ散布植物と言われています!  次はシソ科の「ヤブニンジン」です。花見広場の南斜面に群生しています。新緑のニンジンのような葉に真っ白い小花が映えます。 白い線香花火のよう  その群生している中にヤブニンジンよりもさらに小さな白花を見つけました。キンポウゲ科の「ヒメウズ」です。 葉がオダマキに似ています!  次はアカネ科でくっつき虫系の「ヤエムグラ」です。茎は四角で葉や茎に下向きの逆さ刺があります。葉は7,8枚ありますが,本来の葉は2枚だけで,他は托葉が変化したものです。 わずか3mmくらいの白花  最後はタンポポです。  セイヨウタンポポにやや押され気味ですが,園内では圧倒的に「カンサイタンポポ」ががんばっています。 花を包む総苞片はそり返らない  もう一つ,在来種の「シロバナタンポポ」です。関東より北ではなか...

チョット気になります,路傍の花たち No.23(2019.3.2)

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 前前回,前回に引き続き,園内における「チョット気になります,路傍の花たち」です。  先ず,キク科ノゲシ属の「ノゲシ」です。別名を「アキノノゲシ」に対し、「ハルノノゲシ」(写真①)と言います。  写真①「ノゲシ(野芥子)」 写真②「茎を抱いてる様子」  特徴は葉の鋸歯(ギザギザ)がやさしく,葉柄がないので,茎を抱くように付きます。近縁種の「オニノゲシ」は葉の鋸歯が荒く,触れると痛いです。ノゲシは痛くありません。  次は,タデ科ギシギシ属の「スイバ」(写真③)です。ヨーロッパでは「ソレル」と呼ばれ,野菜として食べられています。本種は雌雄異株で,蕾が赤っぽいので雌花だと思います。漢字では「酸い葉」と書き,文字通り、葉を噛むと酸味があります。子どもの頃,学校の帰りに罰ゲームでよく噛まされていましたよ。  写真③「スイバの雌株」  次はアブラナ科ナズナ属の越年草の「ナズナ」(写真④)です。別名をペンペングサと言い,春の七草の1つです。種が三角形のようにもハート形にも見えます。  写真④「ナズナ」  次はナデシコ科ハコベ属の「ハコベ」(写真⑤)です。  写真⑤「ハコベ」  こちらも春の七草のひとつとして有名です。花は直径6~7mmで小さく,白い花弁が基部近くまで2裂するので10枚の花弁があるように見えます。一般にやや小型で茎が暗紫色の「コハコベ」も含めて、ハコベと呼んでいます。  最後はタンポポです。  いわゆる雑草の世界も外来種が増え,在来種は絶滅したり,その数を減らしています。タンポポも同じで,今や「セイヨウタンポポ」が圧倒的に増えてきています。理由は大きく3つです。  1 花粉が付かなくても受粉できる単位生殖ができること。  2 春にしか咲かない在来種に比べ,通年咲いている。  3 種(綿毛)が在来種の半分ほどの重さなので,より遠くへ運ばれる。  写真⑥「カンサイタンポポ」  そこで,植物園内では在来種のカンサイタンポポがたくさん咲いていました。見分け方はいくつかあるのですが,いちばん簡単な見分け方は蕾を包み込んでいる総苞片が反り返っていれば外来種,蕾にくっついていれば在来種(写真⑦)ということになります。しかし,最近は交雑も進んでおり,その中間的なタイプも存在するそうです。 ...