"フルートや心を癒やす冬芽あり"俳句小屋の展示を入れ替えました(2024.03.22)


先月末に俳句小屋の展示作品を入れ替えました。
展示作品から、数点ご紹介いたします。

"フルートや心を癒やす冬芽あり" 思草

春に成長するためにつけた花芽や葉芽は冬芽と呼ばれ、寒さや乾燥から身を守るため、植物ごとにそれぞれの工夫がみられます。
 

こちらはコブシの冬芽、まさにもふもふのコートといったところで、とても温かそうです。
そしてこの冬芽ですが、、、よく見ると音符の記号に似ています♪
コブシは3月21日現在、冬芽が開き、香りの道と温室手前で開花しています。
香りの道のコブシ
 

こちらはアジサイの冬芽。植物ごとに違うメロディーが聞こえてきそうですね!?

"空晴れてしゃんと胸張るふきのとう" そら
"ふきのとう頭ひょっこりこんにちは" 悠紀

フキノトウは、日本全国に分布するフキの、若い花序のこと。
2月には俳句小屋の裏手に顔を出しましたが、それを見て詠んでいただいたのでしょうか!?
フキは傘のように広げるハート型の葉が特徴的ですが、そんな葉の形にちなんで Petasites japonicus(日本のつば広の帽子)なんていう、おしゃれな学名がついています。

園内でも見られるフキノトウ

おなじみのフキの葉

春の日差しの心地よい季節になりました。園内のソメイヨシノは3月末頃に見頃になりそうです。ぜひお花見にお越しください。

俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。

今回の展示の様子です。 




(松尾先生の今月の作品です)


※今回展示している俳句の一覧です。





次回の入れ替えは4月上旬を予定しています。
みなさまのご投句を、お待ちしています!

<俳句係 M>


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