ちいさな大発見No.126(2021.5.5)きれいな花には〇〇がある?

 温室の食虫植物コーナーに新しく仲間入りした植物がありますので、紹介します。  

ウサギゴケ

 南アフリカ原産でタヌキモ科タヌキモ属のウトリクラリア・サンダーソニーです。2枚の長い花弁がウサギの耳のように見えるところから和名はウサギゴケと言います。地下茎に小さな捕虫袋があり、これに虫が触れると捕虫袋のフタが開いて、虫を捕まえる食虫植物です。

 近くで同じタヌキモ属のウトリクラリア・ロンギフォリア、和名は大輪ミミカキグサと言い、薄紫のきれいな花を咲かせています。 

大輪ミミカキグサ

 ブラジル原産で地中に捕虫袋を持ち、プランクトンや微生物を捕まえます。


 その隣ではお馴染みのタヌキモ科ムシトリスミレ属のムシトリスミレが咲いています。葉の表面から粘液を出し、虫を捕まえます。 



 そして、モウセンゴケ科ハエトリグサ属のハエトリソウです。  

北アメリカ原産

 特徴は、口のような葉です。葉の内側には感覚毛と呼ばれる毛が生えており、トゲから出す蜜で虫を誘って捕まえます。捕まった虫は1週間ほどかけて徐々に消化されていきます。

  次号に続きます。

【解説員K】


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