"夏の夜待宵草に照らされて" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2023.8.21)

7月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。
展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。


"夏の夜待宵草に照らされて" 小松めい(4年生)
(なつのよるまつよいぐさにてらされて)

オオマツヨイグサの鑑賞に来てくださったんですね!^^
宵のうちに、開花の瞬間を楽しめるオオマツヨイグサは、夜の植物園で一番人気の花です。
花がパッと開いた時には歓声が上がり、感動そのものですよ!
夜の動植物園は9月第2週の土曜日まで開催していますが、今年は酷暑のためか花数が既にとても少なくなっています。
オオマツヨイグサをお目当ての方は、ぜひお早めにお越しください~

7月は子どもさんのものと思われる作品が多く寄せられました。

   
 

どれも夏らしい作品ですね!自然に囲まれた植物園で詠まれた俳句だからかもしれませんが、昆虫や植物も自然と作品に詠まれていますね^^



"夏草を抜き終え夕のビール旨し" いわや
(なつくさをぬきおえゆうのビールうまし)

夏の草取りは、抜いても抜いてもグングン伸びてきますので大変です。
ご褒美のビールはさぞかし美味しいでしょうね!


"くちなしや同じ悩みを分かち合ひ" 哲行

果実が熟しても裂けないため、この名がついたともいわれるクチナシ。実が熟すとだいだい色になり、たくあんなどの着色料として用いられますが、今の時期は熟す前の緑色の実がなっています。
今度、私も話しかけてみようと思います!

バラ園奥のクチナシの実(2023.8.21)

今回の展示の様子です




俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!

※今回展示している俳句の一覧です。 



<俳句係 M>


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