"秋晴れに照らされ光る笑顔かな" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2023.11.21)
10月末に俳句小屋の展示を入れ替えました。
展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。
こんな句を詠みたい、いや、詠まれてみたい(笑)、そんな気持ちになりました~^^
"薹立ちて現世見納め龍舌蘭" はなこ
(とうたちてげんせみおさめりゅうぜつらん)
夏からアスパラガスのような花茎をニョキニョキ伸ばし始めたアガベ‘ジョーホーク’(リュウゼツラン属)が、今月初頭にようやく開花しました。
開花までに長い年月を要し、花をつけた後にはその株は枯れてしまうというアガベ。
Century plant(世紀の植物)の別名があり、なんと温室のスタッフもアガベの花を見るのは初めてなんだそうです。
何度も見られることのない珍しい花ですので、園にお越しの際は是非ご覧ください!
"人住まぬ家に灯火烏瓜" みこ
(ひとすまぬいえにともしびからすうり)
空き家を覆ったカラスウリの実は、まるで家主不在を知らせるようですね!?
晩秋に葉の落ちた枝に吊り下がり、冷たい風に揺れるカラスウリの実。
むかし通学路で見かけたような、どことなく切ないような懐かしいような…そんなノスタルジーを感じます^^
増えすぎると困りものですが、花も実も見どころの多い植物ですよね。
(看板の装飾に使用しているカラスウリの実)
(8月頃開花するカラスウリの花)
今回の展示の様子です
俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!
※今回展示している俳句の一覧です。
<俳句係 M>
コメント
コメントを投稿