2018年6月15日金曜日

“うぐいすが春がきたよとつたえてる” 俳句の展示入れ替えました。(2018.6.14)

 野草園の休憩所内に展示している俳句の作品を入れ替えました。

 今回もとてもたくさんの句を投稿いただきました。
 俳句の選者でいらっしゃる松尾先生曰く、「以前よりだんだんレベルが上がっているような気がします。選ぶのが大変です。」
 園としてはうれしい限りです。

 展示した句の中から、俳句の素人の私が、独断と偏見で、いくつかご紹介します。

 今回も、まずお子さんの作品を紹介します。










“うぐいすが春がきたよとつたえてる”
(うぐいすがはるがきたよとつたえてる) 
  4年 田中しあん















“ライオンはつねに王者だかっこいい”
(らいおんはつねにおうじゃだかっこいい)
  永瀬りと











 何がいいって、絵付きのところがいい!しかもかわいい!(笑)
 あんまりかわいかったんで、松尾先生はこの2句を「色紙額」に選ばれました。
 “ライオン…”の句は季語が無いけれど、そんなことはどうでもいいんです!
 動植物園で見て、聞いて、感じたままを、ストレートに表現しています。
 子どもの感性や素直さ、ほほえましく、うらやましいです。
 展示が終わったら是非、色紙に飾られた自分の作品を持って帰って、自宅に飾ってほしいです。



 「見て」「聞いて」「感じて」ときたので、五感つながりで「嗅覚」に関する句を紹介。

 福岡市植物園内ではいろいろな香りがします。
 五月の香りの「王者」は、何といっても園の目玉「バラ園」。
 250種1100株のバラが、色だけでなく、様々な香りを競っています。
















“紅バラの香りに風と蝶が舞う”
(べにばらのかおりにかぜとちょうがまう)
  作者不詳

“雨しとど万の薔薇の香沈めたる”
(あめしとどまんのばらのかしずめたる)
  邦子





 
 園では、春と秋に「ばらまつり」を開催しています。
 次の開催は10月です。バラの香りを楽しみに是非お越しください。



 「バラ園」を北に抜けて少し下った「庭木園」では4月、甘い香りが漂っています。
 「ホオノキ」です。

   “しばらくは朴の香りに立ち憩う”     政弘
   (しばらくはほおのかおりにたちいこう)


 「ホオノキ」はモクレン科モクレン属(Magnoria)で、同じ属のハクモクレン、タイサンボクなども、いい香りがする白い大きな花を咲かせます。  
タイサンボクの花






 5月11日、「しだれ月下美人」の花が咲きました。

  “夏の夜に月下美人の花香る”        たくろう
  (なつのよにげっかびじんのはなかおる)

 月下美人はサボテン科で、夜咲いて朝にはしぼんでしまう「一日花」です。
 はかなく美しい純白の花は、甘い香りを強く放ちます。
 福岡市植物園では、暗室で昼夜を逆転し育て、昼間でも見ていただけるように開花調整しています。10月頃まで、運が良ければ一日しか咲かない花を見られるかも。



 6月は梅雨ですが、特に雨の日は香りが立ちます。
 雨の日は植物達はいきいきとしていますし、いろいろな香りがします。
 梅雨だからこそ、是非植物園へ足をお運びください。

(園長 井上)

*今回展示している俳句の一覧です。

 







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