ちいさな大発見!? No.54(2019.10.16)ムラサキツユクサの仲間!?
先日,温室の中で一人の女性の方から,2階にツユクサのような花が咲いているが,「ハカタカラクサですか?」と尋ねられました。
私はノハカタカラクサ【別名:トキワツユクサ】写真①がすぐに頭に浮かび,その旨告げると,「ノ」が付かない「ハカタカラクサの方です。」と話されました。
早速,見に行くと,確かに私の知っている「ノハカタカラクサ」ではありません。早速調べてみると,メキシコ原産の「トラディスカンティア・ゼブリナ」,別名「シマフムラサキツユクサ(縞斑紫露草)」(写真②)でした。
確かにいろいろと調べてみると,「ハカタカラクサ」と記した資料もありました。葉の模様から博多織をイメージして名前を付けたのでしょうか。
そして,そのすぐ隣には,肉厚の葉が白い綿毛で覆われているツユクサ系の花が一緒に植えられていました。「トラディスカンティア・シラモンタナ」写真③です。「白雪姫」の別名があります。
実は「ノハカタカラクサ」は学名を「トラディスカンティア・フルミネンシス」と言い,これらの植物と同じ仲間です。
ところで,私たちにいちばん馴染みのあるムラサキツユクサ(写真④)ですが,学名を「トラディスカンティア・オハイエンシス」と言います。カナダ南部からアルゼンチン北部が原産です。私はてっきり日本原産かと思っていましたが,今では世界中で野生化しているそうですよ。
また,庭の片隅でよく見かける「ムラサキゴテン」写真⑤がありますが,こちらもメキシコ原産で「トラディスカンティア・パリダ」と言います。
ここで紹介した5つの植物はすべて中南米原産(一部,北米も含む)でツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラディスカンティア属)の仲間なのです。
②③は今,大温室2階で見ることができます。是非,植物園にお出で下さい。
私はノハカタカラクサ【別名:トキワツユクサ】写真①がすぐに頭に浮かび,その旨告げると,「ノ」が付かない「ハカタカラクサの方です。」と話されました。
写真① 帰化植物で野生化している「ノハカタカラクサ」
早速,見に行くと,確かに私の知っている「ノハカタカラクサ」ではありません。早速調べてみると,メキシコ原産の「トラディスカンティア・ゼブリナ」,別名「シマフムラサキツユクサ(縞斑紫露草)」(写真②)でした。
写真② 紫の葉に2本の縦縞がゼブラ模様?
確かにいろいろと調べてみると,「ハカタカラクサ」と記した資料もありました。葉の模様から博多織をイメージして名前を付けたのでしょうか。
そして,そのすぐ隣には,肉厚の葉が白い綿毛で覆われているツユクサ系の花が一緒に植えられていました。「トラディスカンティア・シラモンタナ」写真③です。「白雪姫」の別名があります。
写真③ 白くてやわらかい毛がびっしり!
実は「ノハカタカラクサ」は学名を「トラディスカンティア・フルミネンシス」と言い,これらの植物と同じ仲間です。
ところで,私たちにいちばん馴染みのあるムラサキツユクサ(写真④)ですが,学名を「トラディスカンティア・オハイエンシス」と言います。カナダ南部からアルゼンチン北部が原産です。私はてっきり日本原産かと思っていましたが,今では世界中で野生化しているそうですよ。
写真④ 「トラディスカンティア・オハイエンシス」
また,庭の片隅でよく見かける「ムラサキゴテン」写真⑤がありますが,こちらもメキシコ原産で「トラディスカンティア・パリダ」と言います。
写真⑤ 多肉質で茎も葉もすべて紫色の「ムラサキゴテン」
ここで紹介した5つの植物はすべて中南米原産(一部,北米も含む)でツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラディスカンティア属)の仲間なのです。
②③は今,大温室2階で見ることができます。是非,植物園にお出で下さい。
【解説員K】
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