“寒風に 震える樹木の いじらしさ”俳句小屋の展示作品を入れ替えました(2021.1.14)
昨年末に俳句小屋の展示作品を入れ替えました。12月も多くのご投句ありがとうございました。展示させていただいた作品の中から、数点ご紹介します。まずはこちら。
ヒューヒューと冷たい風に、木の枝や葉が揺らされている様子が伝わってくるようです。その寒さにじっと耐えながら、春の訪れをまっているのでしょうね。
続いて、こたつを詠んだ作品を2点。
都会ではこたつも、だんだんと珍しいものになってきましたね。和室が減ってきたことなども、こたつ減少の一因でしょうか。それでもお互いの距離が自然と縮まり、身も心もあたたかくなるこたつ、やっぱりいいですよね。
最後はこちらの作品。
“紅葉且 散るよ鳥語の 降ることよ” 美知子
(もみじかつ ちるよちょうごの ふることよ)
秋には紅葉する木も落葉する木もありますが、そんな木々を眺めているときに、鳥のさえずり合う声が聞こえてくるというような情景でしょうか。福岡市植物園には、様々な鳥も飛んできますので、そのような場面もあるかと思います。普段見かけないような珍しい鳥に出会うと、うれしいですよね。その名前を知ると、もっと楽しいと思います。冬は葉が落ちるため、野鳥も観察しやすいようです。園内の散策がてら、双眼鏡を片手にバードウォッチングもおすすめですよ。
俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。投句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受けつけています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!
※今回展示している俳句の一覧です。
<俳句係M>
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