"穂孕みて穭の田にも鳥集ふ" 俳句小屋の展示を入れ替えました(2022.12.19)
11月の末に俳句小屋の展示を入れ替えました。展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。
穭(ひつじ)とは稲を刈り取ったあとに、残った株から再び伸び出てくる稲のことだそうです。それが生長すると2度目の穂をつけることがあり、鳥がついばみにくるそうです。モミの中は空っぽのことが多いそうですが、収穫されることもないので、鳥にとってはお楽しみの時期ですね^^
秋から冬にかけて、スッと伸ばした茎の先に真黄色の花を咲かせるツワブキ。園内でもいたるところから顔を出して、花の少ない時期に明るい彩りを添えてくれました。やや冷えこんできた頃に、わずかな岩間からも力強く花茎を伸ばした草姿を見ると、元気をもらえますね。
"カワウソがぐるぐる回る秋の空" 作者不詳
福岡市動物園名物のコツメカワウソのトルネード。思わず笑ってしまいますよね^^
もともと回る遊具として用意されていたわけではないのが、またおもしろいです。年中遊んでいますので、ご覧になったことがない方は、ぜひ動物園もまわってみてくださいね!
最後は子どもさんのものと思われる作品を4点。
どれも感じたことを素直に詠んだ作品ですね!来年もいろいろなものを見て感じて、どしどし投稿してくださいね^^
こちらは松尾先生の来訪日に、どなたかが俳句小屋に飾ってあったサザンカの落花。
「サザンカの宿みたいね♪」と松尾先生
今回の展示の様子です
俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!
※今回展示している俳句の一覧です。
<俳句係 M>
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