「冬の野鳥観察会」を実施しました。

開催日 令和4年12月11日 日曜日 10時00分から12時30分

講  師 日本野鳥の会支部長 小野 仁 先生



内 容
冬は全体的に鳥がモコモコしていて可愛い時期ですね。あれは羽の中に温かい空気を取り込んでいて、天然のダウンみたいな効果があるそうです。他にも複数羽で固まってじっとしたり、その行動は冬の私たちと似ていて微笑ましいです(*^^*)
植物園は冬になると閑散期にはいり、少しお客さんの数が減りますが、木々が多く静かな場所は鳥にとっては居心地の良い場所なので、天気のいい日は絶好の観察日和です!この時期の午前中は野鳥観察の方が双眼鏡やカメラを覗かれている姿を多々見られます。

この日は曇り空でとても寒い日でしたが、観察会に参加するため多くの方がいらっしゃいました。講師の方の紹介やお話を聞いた後、グループわけをして園内に出かけます。
開けたところより木や植え込みがある場所の方が鳥たちがとまりやすいので、そんなスポットを講師の方たちの解説を聞きながら観察しました!




【今回観察できた野鳥】
ツグミ、ジョウビタキ、アオジ、シロハラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、メジロ、キジバト、ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、カワラバト、コゲラ、モズ、ウグイス

園内をまわり終えたら、室内に戻って観察できた鳥を挙げていきます。
解説では鳥の名前の由来や漢字の成り立ちのお話がありました。例えばシジュウカラは四十の雀と書いてスズメ40羽分の価値があるからとか、鴉はカーカー鳴くから部首が“牙”、鴨はコウコウだから“甲”、鳩はククで“九”など。どれも一度聞くと覚えやすく、誰かに教えたくなるようなお話がたくさんありました(‘◇’)





寒くなると部屋にこもりがちですが、野鳥を観察にお出かけすると新しい発見もあったりして楽しいですよ!寒さ対策を万全にぜひ植物園に遊びにきてくださいね。
 
参加者の感想
野鳥観察会では鳥のことだけではなく、木々の変化にも目を奪われます。鳥について知ることだけでなく見るポイントや鳥に関する漢字、その鳥が好きな木や木の実についても教えていただけるので本当に楽しみな講座です。
普段見ている鳥をスコープで拡大して見ることが出来ました。新しい発見ばかりでとても感動しました。野鳥のことをもっと知りたいなと思いました。

 (運営係 A)  

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