雨水を活用してオオオニバスの栽培しています(2016.08.05)
7月31日(日)に世界一大きな葉である『オオオニバス』で試乗会を開催しました。
当日は,暑い天気にもかかわらず,約80名近くの子どもたちがオオオニバスに試乗していただきました。
今年は生育が特に良く,直径120cm近くの葉で試乗会をすることができました。
平成22年から毎年行われているオオオニバス試乗会ですが,実は平成24年,平成26年はオオオニバスの葉の状態が悪く,試乗会を中止しています。
この状況を打開し,毎年開催するために,当園は様々な工夫をしています。
オオオニバスの葉が大きく成長するポイントはいくつかありますが,
当園が特に注目したのは,水質(pH)です。
オオオニバスは弱酸性の水を好みます。逆にアルカリ性が高くなってしまうと,葉の生育が悪くなります。また,葉を食べてしまうタニシもアルカリ性を好むため,増殖してしまい,葉を食べられ穴が開いてしまいます。
そこで,当園では弱酸性である雨水を活用してオオオニバスを栽培をしています。
雨水を取り込むための様々な工夫をご紹介します。
こちらは雨水をためる貯水タンクです。1200Lのタンクを3つ連結して設置しています。
タンク内に藻が発生しないように黒いシートをかけています。
雨水がタンクに入るように温室の雨樋も改修しました。
そして,タンクに貯まった雨水は,定期的にオオオニバスが栽培している水生室に注水しています。
また,水生室に流れている雨水管も改修し,雨水が直接流れるよう改修しました。
バルブをひねると雨水が池に流れ込む仕組みになっています。
平成27年から雨水の活用を開始しましたが,平成27年,そして今年とオオオニバスの
生育も良く,試乗会が開催できるようになりました。
来年も試乗会ができるよう,職員一同頑張ります。
当日は,暑い天気にもかかわらず,約80名近くの子どもたちがオオオニバスに試乗していただきました。
今年は生育が特に良く,直径120cm近くの葉で試乗会をすることができました。
平成22年から毎年行われているオオオニバス試乗会ですが,実は平成24年,平成26年はオオオニバスの葉の状態が悪く,試乗会を中止しています。
この状況を打開し,毎年開催するために,当園は様々な工夫をしています。
オオオニバスの葉が大きく成長するポイントはいくつかありますが,
当園が特に注目したのは,水質(pH)です。
オオオニバスは弱酸性の水を好みます。逆にアルカリ性が高くなってしまうと,葉の生育が悪くなります。また,葉を食べてしまうタニシもアルカリ性を好むため,増殖してしまい,葉を食べられ穴が開いてしまいます。
そこで,当園では弱酸性である雨水を活用してオオオニバスを栽培をしています。
雨水を取り込むための様々な工夫をご紹介します。
こちらは雨水をためる貯水タンクです。1200Lのタンクを3つ連結して設置しています。
タンク内に藻が発生しないように黒いシートをかけています。
雨水がタンクに入るように温室の雨樋も改修しました。
そして,タンクに貯まった雨水は,定期的にオオオニバスが栽培している水生室に注水しています。
また,水生室に流れている雨水管も改修し,雨水が直接流れるよう改修しました。
バルブをひねると雨水が池に流れ込む仕組みになっています。
平成27年から雨水の活用を開始しましたが,平成27年,そして今年とオオオニバスの
生育も良く,試乗会が開催できるようになりました。
来年も試乗会ができるよう,職員一同頑張ります。
(福岡市植物園 植物展示係)
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