チョット気になります,路傍の花たち No.10(2018.9.19)
自宅前に,ちょうど樋井川(上流)がながれています。
道路面から5mくらい下ですが,水深は50cm程でハヤが泳いでいます。川幅は7~8mあり,両岸はコンクリートですが,上流から流されてきた川砂が堆積し,多くの植物が繁茂しています。すぐ近くに堰があり,水は比較的きれいです。
これまでにカワセミやアオサギ,マガモ,ハクセキレイ,キセキレイなどが観察されています。
改めて,川岸をのぞいてみると,大株に育ったジュズダマの群生が見られます。熱帯アジア原産でイネ科の多年草です。雌雄同種で穂の先っぽに尾花が,もとの方に雌花が咲く変わりものです。実(み)は苞葉の鞘が変化したもので,雌花をその基部にある苞葉の鞘が包みこみ,硬くなったものです。
実はその中心に穴が空いているので,私よりも年配のみなさん(?)は子どもの頃,糸を通して数珠を作った経験があるのではないでしょうか。
その脇に小さな黄色い花をみつけました。高さが1mほどで,あまり見たことのない植物を見付けました。そこで,護岸の上からはよくわからないので,河川敷に降りてみました。黄色い5弁花が下向きに咲いています。
熱帯アメリカ原産でマメ科の1年草,「エビスグサ」です。江戸時代に中国より薬用として渡来したそうで,種子は決明子(ケツメイシ)と呼ばれ、それを煎じたものはハブ茶になります。同じ場所に数株育っていましたので,種が上流の方から流されてきたのでしょうか。
ところで,雑草が生い茂っている中にピンクの花が目に留まりました。よくよく目を凝らしてみると,ピンク色の小さな花がびっしりと咲いていることに気づきました。一見するとハギのような可憐な紫の花です。少なくとも,去年までは見られなかった種だと思い,調べてみました。
北アメリカ原産でマメ科の帰化植物です。繁殖力が大変強く,実ができると,やがて動物たちによって運ばれるそうです。いわゆる,くっつき虫です。名前は,「アレチヌスビトハギ」です。
道路面から5mくらい下ですが,水深は50cm程でハヤが泳いでいます。川幅は7~8mあり,両岸はコンクリートですが,上流から流されてきた川砂が堆積し,多くの植物が繁茂しています。すぐ近くに堰があり,水は比較的きれいです。
これまでにカワセミやアオサギ,マガモ,ハクセキレイ,キセキレイなどが観察されています。
改めて,川岸をのぞいてみると,大株に育ったジュズダマの群生が見られます。熱帯アジア原産でイネ科の多年草です。雌雄同種で穂の先っぽに尾花が,もとの方に雌花が咲く変わりものです。実(み)は苞葉の鞘が変化したもので,雌花をその基部にある苞葉の鞘が包みこみ,硬くなったものです。
実はその中心に穴が空いているので,私よりも年配のみなさん(?)は子どもの頃,糸を通して数珠を作った経験があるのではないでしょうか。
ジュズダマ
その脇に小さな黄色い花をみつけました。高さが1mほどで,あまり見たことのない植物を見付けました。そこで,護岸の上からはよくわからないので,河川敷に降りてみました。黄色い5弁花が下向きに咲いています。
熱帯アメリカ原産でマメ科の1年草,「エビスグサ」です。江戸時代に中国より薬用として渡来したそうで,種子は決明子(ケツメイシ)と呼ばれ、それを煎じたものはハブ茶になります。同じ場所に数株育っていましたので,種が上流の方から流されてきたのでしょうか。
エビスグサ
余談ですが,音楽グループに「ケツメイシ」というグループがあります。彼らのうち二人は薬科大卒で,たまたま薬草図鑑を開けたページに載っていたのが決明子です。決明子は昔から下剤などに使われてきた中国の薬草で,この効能が「全てを出し尽くす」という意味があって,この名前がグループに付けられたそうです。
へぇ?ところで,雑草が生い茂っている中にピンクの花が目に留まりました。よくよく目を凝らしてみると,ピンク色の小さな花がびっしりと咲いていることに気づきました。一見するとハギのような可憐な紫の花です。少なくとも,去年までは見られなかった種だと思い,調べてみました。
北アメリカ原産でマメ科の帰化植物です。繁殖力が大変強く,実ができると,やがて動物たちによって運ばれるそうです。いわゆる,くっつき虫です。名前は,「アレチヌスビトハギ」です。
アレチヌスビトハギ
秋の七草のハギとは同じマメ科ですが,ハギはハギ族に対し,アレチヌスビトハギは,ヌスビトハギ属ですから異なります。
【解説員K】
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