バスから見えるチョット気になる花(2018.9.14)


K解説員は散歩の時に見かけた植物をブログで紹介していますが、私は通勤のバスから見える「チョット気になる」花の紹介です。浄水通りの「動物園前」を過ぎて「上智福岡中高前」の少し前、南公園樹林地の縁のところに見える白い花はセンニンソウ【仙人草】(キンポウゲ科)です。



つる性の多年草で花弁はなく白く見えているのは萼(がく)です。和名は、果実が熟すと花柱が成長して羽毛状になるのを「仙人のひげ」に見立てて名付けられています。





「動物園前」の薬院大通方面バス停の上に咲いているのはクサギ【臭木】(クマツヅラ科)の花です。

落葉性の低木で和名は「カメムシのような」といわれる匂いから名付けられています。花を咲かせたあとは、8月25日のブログで紹介したゴンズイと同じように赤っぽい萼と藍色の果実の「二色効果」で鳥たちにアピールします。

馬屋谷方面に少し下った石垣にたくましく育って花を咲かせているのはイタドリ【虎杖・痛取】(タデ科)です。

大形の多年草で和名は「痛みを取る草」というところから名付けられたそうですが、実際はほとんど効果はないとの説もあります。雌雄異株でこの写真は雄株のようです。


バスに乗ったらスマホの画面ばかり見ていないで、たまには窓の外を見てみませんか。いろいろな花たちが季節を感じさせてくれますよ。                          (解説員)

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