ちいさな大発見No.132(2021.6.8)もう一つのヒペリカム!

 前号のちいさな大発見No.131号からの続きです。

 こちらも芝生広場に置かれたうさぎのオブジェです。 


 さて、前号ではヒペリカムの代表的な品種を6種類紹介しました。

 今号では、今、ハーブ園で咲いているヒペリカムの仲間を1つ紹介します。花はキンシバイよりもさらに小さく、花径1.5~2cm程で、名前はセントジョーンズワート、学名はヒペリクム・ペルフォラトゥムです。 

和名は「セイヨウオトギリソウ」

 セントジョーンズワートとは何とも植物名らしからぬ名前ですが、聖ヨハネの麦芽汁と訳され、一般的には聖ヨハネの薬草と言われています。聖ヨハネの誕生日とされる6月24日に収穫される風習があったことにより、その名がついたメディカルハーブです。何と、古代ギリシャのヒポテラクスの文献にも掲載されているとのこと。

 そこで、セントジョーンズワートをネットで検索してみると、多くのサプリメントが紹介されており、医学的にも抗うつの治療薬としての研究が進んでいるようです。

 何と、レンガの周りにはこぼれ種で育った苗がすくすくと生長していました。 

実生苗

【解説員K】


コメント

このブログの人気の投稿

秋でもないのに・・春の紅葉(2020.4.4)

「卯の花」ってどんな花?(2017.5.31)

幹に果実がつく不思議植物(2021.5.28)