2016年12月20日火曜日

ポインセチアは実は木なんです!(2016.12.17)

  12月になると街のあちこちで鉢植えの赤いポインセチアが目立ってきてクリスマスムードを盛り上げています。街中では一般には鉢植えの植物というイメージが強いと思いますが、実はこの植物はメキシコを中心とした中央アメリカ原産で、自生地では3~5メートルに達する熱帯性の低木なんです。
 当植物園温室の「ランの小庭」では、その原産地での姿をほうふつとさせる天井に着かんばかりに生長している姿を見ることができます。
 
この植物は我が国には明治時代中ごろに渡来していますが、いろいろなヒミツがあります。まずひとつは木の中では生長が非常に早いこと。その理由は茎の内部が空洞になっていること。
 タケと同じ構造で、余分な栄養を使わなくても済むのでその分生長が早いのです。
 
茎の断面
 もうひとつのヒミツは、赤く色づいて花びらのように見える部分は実は花ではないのです。この赤い部分は植物学的には「苞(ほう)」と呼ばれる葉が変化したもの。それでは花はどれなのかというと、苞の中心にあるちょっと黄色が見える小さなつぶつぶなんです。

 このように苞が花びらのように色づく植物は、温室の中では「廻廊室」に咲いているブーゲンビレアなどがあります。
ブーゲンビレアの花
 「ランの小庭」では、木立ちのほか鉢植えのさまざまな色のポインセチアも楽しむことができます。
 
 冬が深まって寒くなってきましたが、暖かい温室でクリスマス気分を味わってはいかがでしょうか。                                             (解説員)

0 件のコメント:

コメントを投稿