6月に投稿いただいた俳句のうち,素人の私が,独断と偏見でいくつかご紹介します。
梅雨。雨が多くお客様も少なかったせいか,俳句の投稿も4月,5月のように
多くはありませんでした…。
が,6月ならでは,という句をまず紹介。
3人の娘の父である私の目に真っ先に止まったのが,この句です。
“父の日に楽しい楽しい楽しいね” 作者不詳
(ちちのひにたのしいたのしいたのしいね)
(ちちのひにたのしいたのしいたのしいね)
6月17日(日)の父の日に,家族で来園いただいたのでしょうか。
「楽しい気持ち」に美辞麗句は必要ない,「楽しい楽しい楽しい」と3回もストレートに
表現してますね。
作者の仲睦まじい家庭の様子が目に浮かぶようです。
我が家の「楽しい楽しい楽しい」父の日はいつのことだったか…,
作者の仲睦まじい家庭の様子が目に浮かぶようです。
我が家の「楽しい楽しい楽しい」父の日はいつのことだったか…,
なんともうらやましい限りです(苦笑)
次も6月ならでは,「雨」に関する句。
“外待雨花も私も雨女” 作者不詳
(ほまちあめはなもわたしもあめおんな)
(ほまちあめはなもわたしもあめおんな)
恥ずかしながら,「外待雨」,なんと読むのかさえ分からない,初めて目にする言葉でした…
「外待雨(ほまちあめ)=局地的に降る雨」のことだそうです。
作者が植物園を散策していたら,降る予定のない雨が急に降り出してきました。
「外待雨(ほまちあめ)=局地的に降る雨」のことだそうです。
作者が植物園を散策していたら,降る予定のない雨が急に降り出してきました。
遠くに見える油山には雲がかかってないことから「外待雨」と分かったのでしょうか。
作者はよく雨に降られてしまうんでしょうね,「雨女」と自認しています。
作者はよく雨に降られてしまうんでしょうね,「雨女」と自認しています。
でも「花」まで「雨女」にされちゃいましたね(笑)
そろそろ植物の話をしましょう。「蠅捕草(はえとりぐさ)」シリーズ。
“蠅捕草虫の来ぬ日をもてあまし” 竹下みよこ
(はえとりぐさむしのこぬひをもてあまし)
(はえとりぐさむしのこぬひをもてあまし)
“蠅捕草我より勝るその頭脳” 作者不詳
(はえとりぐさわれよりまさるそのずのう)
(はえとりぐさわれよりまさるそのずのう)
“蠅捕草迷路の奥の奈落かな” 柳井扶美代
(はえとりぐさめいろのおくのならくかな)
“今虫の命消えゆく蠅捕草” 武藤典子
(いまむしのいのちきえゆくはえとりぐさ)
食虫植物としてよく知られている「ハエトリグサ」は,モウセンゴケ科ハエトリグサ属の多年草。
とげのある2枚の葉で虫を挟み込んで捕え,養分を吸収します。
花は,「虫を食べる」植物とは思えず,可憐です。
食虫植物の花には,ある共通の特徴があります。これについては,
2018年5月20日のブログ「背高のっぽ~食虫植物の花」をご覧ください。
福岡市植物園の大温室では,「ハエトリグサ」のほか「ウツボカズラ」「モウセンゴケ」
「ムシトリスミレ」などの食虫植物も展示していますので,ぜひ見に来てください。
また,8月5日(日)には,小学生を対象とした講座「食虫植物の不思議」を開催します。
受講料は無料!! 夏休みの自由研究にも役に立つかも。ぜひお申し込みください。
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