2017年1月2日月曜日

酉(とり)年にちなんだ植物―ゴクラクチョウカ(2017.1.2)

 当園情報館1階では、毎年新春にその年の干支にちなんだ植物を紹介しています。
 昨年平成28年申(さる)年はサルスベリやサルトリイバラなどを紹介しましたが、今年平成29年は酉(とり)年にちなんでゴクラクチョウカ【極楽鳥花】を取り上げています。
 そこで、このブログでもゴクラクチョウカの話題をひとつ。

「極楽鳥」は「風鳥(フウチョウ)」という鳥の別名で、和名はこの鳥に似ている花ということで「極楽鳥花」と命名されています。この植物は南アフリカの原産で我が国には明治の初めに移入されています。

アカカザリフウチョウ【赤飾風鳥】 写真提供:福岡市動物園
花茎からほぼ直角に曲がって鳥のくちばしのように見えるのは苞(ほう:花の集まりを包む葉)で、苞の中から立ち上がって鳥のとさかのように見えるオレンジ色のものは外花被片(萼)で、内花被片(花弁)は青紫色をしています。
このゴクラクチョウカは温室入口部や大温室で見ることができます。
また近縁種のルリゴクラクチョウカ【瑠璃極楽鳥花】は、くちばし(苞)が黒紫色、とさか(萼)は白色です。生長すると高さ4~10mに達する大型種で、温室内水生・水辺植物室で見ることができます。
ルリゴクラクチョウカ【瑠璃極楽鳥花】
なお、いわゆる「極楽鳥」と呼ばれるアカカザリフウチョウはパプアニューギニアの国鳥である貴重種で、福岡市動物園では同国から贈られたオスを平成9年から飼育されていました。このオスは残念ながら平成22年に亡くなってしまいましたが、現在は動物科学館に剥製で展示されており往時の美しい姿を見ることができます。(ちなみに、メスはオスに比べると地味ですが、動物園パプアニューギニア館で生体を見ることができます)
動物科学館の剥製展示
酉年の新春に、干支にちなんだ植物とそのモデルになった鳥を合わせて福岡市植物園+動物園で観察してみてはいかがでしょうか。

(解説員)

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