サクラの実生に挑戦中(2017.03.08)

植物園の中では早咲きのサクラが次々に開花しています。
その中の「修善寺寒桜」も満開が近くなりました。
この「修善寺寒桜」は、「カンヒザクラ」×「オオシマザクラ?」の子供といわれており、早咲きの桜のひとつです。
サクラは時々赤い実がつきますが、「修善寺寒桜」はかなり実付きがよい品種です。
2015年5月に真っ赤に熟れた実を採って、果肉をよく洗い落とし、硬い種子をタッパウェアの湿ったボラ土に埋めて、冷蔵庫の中に入れました。
予定では翌年の春に外に出して発芽を待つ予定でしたが、忘れていました。
(リスが土にドングリを埋めて、掘り出すのを忘れたみたいなものです)
今年2月(1年9ヵ月ぶり)に冷蔵庫の中から取り出し、軒下に置いていますと
3月2日にかわいい芽がひとつ出ていました(写真は3月3日撮影)
種子は数粒播いていましたので、他がどうなっているかと掘ってみますと
種子が割れて、中から根が出始めていました(今後に期待して植え戻しました)
サクラは自家不和合性の植物ということですから、親と異なる特性を持ったサクラが咲く予定です。
実生のサクラが開花するには、5年~10年かかるようです。
どんな花が咲くのか、楽しみです。
(緑の相談員 O)

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