星の形をした実を発見!(2019.6.14)


バラ園の南側でちょっと変わった形の実を発見!茶花としてよく使われるリキュウバイ【利休梅】(バラ科)の実です。5個の稜(ひだ状)をもち星の形をしています。



 この時期、春の花シーズンが終わって特徴的な実をつけた植物が目立ってきました。
                                      

 4個の稜をもつ四角い形の実はヒゼンマユミ【肥前真弓】(ニシキギ科)です。秋になると黄色に熟して4つに裂け、中からオレンジ色の種子が現れます。


 8個のかぎ状の突起をもつのはシキミ【樒】(シキミ科)の実です。この形は8個の果実が集まって扁平になったもので集合果と呼ばれます。種には猛毒が含まれるので要注意。
 

 果実が丸く球状に集まって垂れるのはモミジバフウ【紅葉葉楓】(マンサク科)です。北アメリカ原産で別名アメリカフウとも呼ばれます。


 角ばったりゴツゴツした印象の実が続いたので最後に丸い実を一つ紹介。

 タブノキ【椨】(クスノキ科)の実です。基部にはタコの足状に花被片が残っています。おもしろい形ですが、残念ながら8個ではなく6個です。


 どうですか?木の実たち、それぞれ特徴があっておもしろいでしょう。これから秋の実りの季節に向けて刻々と形や色を変化させていく木の実にご注目ください。
                                                                                                                                             (解説員)

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