2019年6月18日火曜日

ちいさな大発見!? No.41(2019.6.18)アメリカのアジサイ?

 皆さんご存知のようにアジサイは装飾花がめだつガクアジサイや手鞠咲きといわれるホンアジサイ(ガクアジサイの園芸品種),ヤマアジサイなど日本原産の植物です。
 また,中には中国を経由してヨーロッパへ持ち込まれ,品種改良され,逆輸入された西洋アジサイ(ハイドランジア)が有名です。
 そこで,今号ではアメリカ原産のアジサイを2つ紹介します。
 1つめは,「カシワバアジサイ」です。写真①
 
 写真① 秋には紅葉する「カシワバアジサイ」

 葉が柏の葉に似ているところからこの名前がついています。大きいものでは花径が30cmほどになり,ピラミッド状でクリーム色の花を多数咲かせます。花のように見える部分は、ガクが大きく発達した装飾花と呼ばれるもので、雄しべと雌しべは退化してありません。本来の花は装飾花の内側にある小さな両性花で,まったくめだちません。

 2つめがアメリカノリノキ アナベル(写真②)です。これはアメリカノリノキが突然変異した装飾花のみの株が発見され,それをオランダで品種改良されたものがアナベルです。
 この花の特徴は蕾の頃は淡い緑色をしていますが,開花が進むと真っ白に変化します。そして,咲き進んでいくと,また緑色に変わり,秋にはドライフラワーのような茶色になります。また,ピンクのアナベル(写真③)もあります。
 
 
写真②アメリカノリノキ アナベル
 
写真③ ピンクアナベル

 ところで,アメリカノリノキは日本でいうところのノリウツギを指しています。そこで,紅葉樹園で観ることができる「ノリウツギ」を紹介(写真④)します。

 写真④ ノリウツギ

 「ノリウツギ」と言っても,ウツギ属ではなく,アジサイ属です。ノリウツギの名前は,古くより和紙を作るときの糊として樹液を使われたことによるそうです。
 小さな両性花を取り囲むように装飾花が咲きます。

 そして,このノリウツギを品種改良したものが「ノリウツギ水無月」(写真⑤)です。こちらは,両性花がなく,すべて装飾花でできていますので,ピラミッドアジシの名の通り,とても豪華に見えます。

 写真⑤ 「ノリウツギ水無月」

 「ノリウツギ水無月」は開花が遅く、今現在、やっと小さな花をつけはじめたところです。写真⑤は昨年の7月10日に撮ったものです。

 北部九州の梅雨入りが待たれるところですが,時間をつくって是非,植物園へおいで下さい。

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