チョット気になる路傍の花たち No.27(2019.9.16)名前を知りたい?
朝,散歩をしていると,道路脇で以前から気になっていた植物(写真①)に今年も出合いました。
そこで,ちょっと調べてみようと思い,「小さい ムクゲ」で検索すると,一発で出てきました。草本性の常緑半低木で名前はアオイ科のヤノネボンテンカ(矢の根梵天花),南米原産の帰化植物で,別名をタカサゴフヨウと言います。
次はまったく同じ場所で隣同士で競い合うように咲いていたトウダイグサ科のコミカンソウ(写真②)とナガエコミカンソウを紹介します。
次はユリ科のツルボです。公園や神社の境内,田んぼの畦で見かけました。植物園でも花木園Bを中心にいろんな場所で見かけますよ。
他に2つの植物を紹介します。
一見すると,花びらが6枚あるように見えますが,3枚は葉が変化した苞です。畑で栽培されているだけでなく、道路わきや空き地などでもよく見かけます。
写真① ムクゲを小さくしたような・・・
そこで,ちょっと調べてみようと思い,「小さい ムクゲ」で検索すると,一発で出てきました。草本性の常緑半低木で名前はアオイ科のヤノネボンテンカ(矢の根梵天花),南米原産の帰化植物で,別名をタカサゴフヨウと言います。
タカサゴフヨウはともかく,ヤノネボンテンカという名前は意味が分かりません。調べてみると,「矢の根」とはクサビ型の鏃(やじり)のような葉の形を表し,「梵天花」は「インド神の花」という意味でした。
実際は南米原産ですが,日本にはない珍しい花なので梵天(インド)から来たのだろうということで和名がついたようです。次はまったく同じ場所で隣同士で競い合うように咲いていたトウダイグサ科のコミカンソウ(写真②)とナガエコミカンソウを紹介します。
写真② よく見かけるコミカンソウ
コミカンソウはセイロン島原産で,農耕の伝来とともに入ってきた古い時代の帰化植物(史前帰化植物)です。小枝の下に雌花が咲き、枝先には雄花が咲きます。ですから,当然,実はぶら下がってつくことになります。
一方,インド洋のマスカリン諸島の原産と言われているナガエコミカンソウ(写真③)は,コミカンソウよりも大きく,雄花は葉の下に、雌花は葉の上に出るのです。ですから,実はコミカンソウとは逆に上につくことになります。
写真③ ナガエコミカンソウ
この2つの植物は,夜になると葉を閉じる就眠運動をするのですが,その閉じ方も全く逆なのです。おもいsろいですね。どのように閉じるか観察してみてください。
次はユリ科のツルボです。公園や神社の境内,田んぼの畦で見かけました。植物園でも花木園Bを中心にいろんな場所で見かけますよ。
写真④ 別名を参内傘(サンダイガサ)
写真⑤ 写真④と同じ日に撮った蕾のツルボ!
他に2つの植物を紹介します。
写真⑥ ヒガンバナ科のニラ
一見すると,花びらが6枚あるように見えますが,3枚は葉が変化した苞です。畑で栽培されているだけでなく、道路わきや空き地などでもよく見かけます。
写真⑦ 北アメリカ原産のキクイモ
日本には江戸時代末期に飼料用作物として入ってきたそうです。秋の終わりには地下茎の一部がふくらみ、イモになります。
【解説員K】
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