2019年11月15日金曜日

ちいさな大発見!? No.56(2019.11.15)花と実が同居?

 野草園を廻っていると,葉の陰から真っ赤なヤマモモのような実(写真①)が目に留まりました。すぐ隣にはまだ熟していない黄色い実も一緒です。
写真① まさにヤマモモでしょう?

 この時季にヤマモモの実があるわけもなく,よく見るとイチゴノキの実でした。イチゴノキは,イチゴ(バラ科)の名前がついていますが草本ではなく,ヨーロッパ原産の常緑樹でツツジ科の植物です。
 ちなみに,野草園東で見ることができるのは,イチゴノキの矮性種でやや小ぶりなヒメイチゴノキです。

 ところが,実の側にはアセビのような壺型の小さな白い花(写真②③)が,およそ1つの花茎から15~20輪ほどの花を咲かせています。ですから1本の木に花と実が一緒(写真④)についているのです。
写真② アセビかスズランのよう・・・
写真③ 中には雄しべと雌しべが!
写真④ 花と実が同居しています!

 花後に実を付けるのですが、どうやら1年かけて生長するようです。どんぐりで言うところの2年成ということです。
 つまり,写真①や④にあるような赤や黄色の実は昨年の秋に実を結び,少しずつ大きくなりながらそのまま年を越し、緑色から黄、オレンジ色、赤へと変化し成熟してきたものです。
 ちなみに,おいしそうに見えますが,味はまったくしないそうです。
 近づくとかすかな芳香が漂っていましたよ。是非,植物園にお出で下さい。

【解説員K】

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