俳句小屋の展示を入れ替えました(2020年6月18日)

先日,俳句小屋の展示作品を入れ替えました。緊急事態宣言の解除後,最初の入れ替えとなりましたが,たくさんの方に作品を投稿していただきました。ありがとうございます。それらの中から,数点ご紹介したいと思います。

まずはこちら。
“らいおんがさくらのしたにねむってる” さのひうみ

臨時休園になる直前の,こどもさんの作品と思われますが,春ののどかな情景が思い浮かぶ俳句ですね。ライオンもサクラも見られてラッキーでしたね!(^o^)
(お名前,間違っていたらごめんなさい。)


“誰がためのひすいかずらの房々よ” はなこ
(たがためのひすいかずらのふさぶさよ)

ファンも多い翡翠色の勾玉のようなヒスイカズラの花。閉館中の温室で,お客様からみられることなく咲き続けました。ただ,今年は房が多く,ことのほかキレイに長く咲いてくれたおかげで,臨時休園終了後に,たくさんのお客様にご覧いただくことができました。


ユリズイセンの素敵なイラストもいただきました。

現在,俳句小屋のそばでは,ユリズイセンがいっせいに咲き誇っています。
花弁の内側に,筋状の斑点が入るのが特徴ですが,イラストではその辺りまで細かく描かれていますね!


今回は季語のない作品が多く見受けられました。季語が入ると,よりいっそう俳句らしくなりますよ。ちなみに「ヒスイカズラ」も季語ではないそうですが,当植物園では春に花のピークを迎えているため,季語として掲載しています。

俳句の展示は,当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており,約1か月おきに入れ替えをしています。投句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と,緑の情報館1階のポストで受け付けています。
みなさんのご投句を,おまちしています!

※今回展示している俳句の一覧です。
<俳句係M>

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