2020年6月6日土曜日

ちいさな大発見No.89(2020.6.6)草と木のちがい?

 温室の北側におよそ幹回り4m,高さ10mの大木(?)がそびえています。
別名:「ゾウノアシ」 
20cm弱の薄緑の花序!

 アルゼンチン原産で、ヤマゴボウ科の「メキシコヤマゴボウ」,現地では「オンブー」と呼ばれています。南米の乾燥した草原(パンパ)に生息し,木陰を作り,風よけなどに使われています。
 雌雄異株で本園にあるのは雄木です。実は「メキシコヤマゴボウ」は草本,つまり草です。嘘みたいな本当の話です。年輪がほとんどないこと,そして多肉質で水分が多く柔らかいため木材としての価値がないことなどが理由に挙げられます。

 そもそも木と草の違いは何でしょう。一般的に木は樹皮の内側に形成層があり,温かい時期に生長し,寒い冬の時期は生長が止まります。その際に年輪ができ,年々大きくなっていきます。一方,草には形成層がないため,ある程度成長すると茎は太くなりません。
 余談ですが,東南アジアなどに生息する熱帯地域の樹木は年中,一定のスピードで生長するため,年輪はできないそうです。

 同じような植物にバショウ科の「バナナ」がありますが,常緑の多年草で草本です。幹のように見える部分は茎(偽茎)で,それは、柔らかい葉っぱが重なり合ってできています。
バナナの木はまちがい!

 逆に草本と思われがちな木本の例を挙げてみたいと思います。
 先ず,ハーブ園には欠かせないシソ科のラベンダーです。植えて数年たつと,株元が木質化してくるので,目で確認できます。
ハーブ園で撮影!

 それから,ツゲ科のフッキソウ(富貴草)です。名前に草がついていますが,立派な常緑の小低木です。
2月末に撮影したフッキソウ

 植物って,不思議です。
    
  【解説員K】

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