ひと足早く、秋を感じる

9月9日、所用があって九重に出かけました。
当日の天気は晴れ。気温も下がり、すがすがしい気候です。


ススキの向こうに見えるのは、手前が指山。奥には三俣山が少し霞んでいます。
少し時間があったので、平地より早い秋を感じようと「タデ原湿原」を散策してみました。


木道の上から植物を見つけて、パチリ。もう終わりかけのヒゴタイです。


次の写真は、マツムシソウとワレモコウ。
どちらも私の好きな花です。並んで咲いているとはラッキーでした。


次にアケボノソウ。もう少しアップで撮るべきでした。


ちょっとマニアックですが、ミズゴケ(オオミズゴケでしょうか)もあります。


ここから先は、高原園芸研究会の現地回りで目に留まった植物です。
こちらは野菜ハウスの入り口近くに生えていたスギゴケ類(オオスギゴケでしょうか)。
見事な群落を形成していました。


続いて、飯田高原のガーデンシクラメンの開花状況です。
9月上旬で、こんなに咲いていますが、まだ出荷には早いようです。


福岡花市場には、8月20日に埼玉県から出荷されたそうです。
まだまだ福岡の地は暑い夏の真っ盛り。すぐに葉っぱが黄化してしまったとか。
もともとシクラメンは暑さに弱いもの。季節の先取りもほどほどにしないと、消費者は困ります。
せめて、平地が秋らしくなってから、出荷してもらいたいものです。
標高900mの飯田高原でも、真夏の日中は33℃になったとか。
地球温暖化の影響かどうかはわかりませんが、九州の夏は平地も山もかなり暑くなっています。
とはいうものの、秋は山の上から確実にやってきているようです。
植物園でも、秋の花が咲き始めています。
過ごしやすい季節になりますので、是非ご来園ください。






(福岡市植物園 緑の相談員 O)











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