2018年8月17日金曜日

読めますか?「地湧金蓮」(2018.8.17)

 


「チユウキンレン」と読みます。バショウ科ムセラ属の植物で原産は中国雲南省南部・貴州省南部、標高1,000~2,500mの山の斜面に分布している常緑多年草です。中国名の「地湧金蓮」は「地面から湧いてきた金色の蓮(はす)」の意味で、三角に尖って黄色の花に見える苞(ほう)がハスの花弁に似ていることから名づけられています。当園では温室前の植樹帯で育っています。
 実はこの植物、資料によると「耐寒性はかなり強く、関東以西程度の気候なら庭植で十分に越冬します。」とのことでしたが、今年2月の寒波で地上部がすっかり枯れてしまいました。ちなみに、今年の寒波はすぐ近くで生育しているジャカランダの花芽も寒さでやられてしまったほどでした。珍しい「地湧金蓮」も残念ながら寒さで消滅したかなと思っていたら、地下部分はちゃんと残っていたのでしょうか、夏場になったらめきめき復活して花を咲かせてくれました。
 黄色の苞が目立ちますが、本当の花は苞の基部に小さく上向きに咲いています。

  この温室前の植樹帯では、沖縄地方でよく見られるゲットウ【月桃】(ショウガ科)も2月の寒波で葉がすっかり茶色に変色して心配しましたが、暖かくなったらすっかり回復して6月下旬頃に美しい花を咲かせ、現在はたくさんの実をつけています。


  春夏秋冬、めぐる季節の中で植物たちはたくましく生きています。来年はジャカランダの花を是非とも楽しみたいですね。                                    (解説員)

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