ちいさな大発見!? No.2(2018.11.1)

 さぁ,いよいよ今日から11月です。
 ラン室入り口花壇では,今,ミニトマトくらいの小さな実がついた植物を観ることができます。実は9つ,そのうち1つはまだ緑色をしています。正にカラスウリのミニチュア版(?)と言った感じですが,蔓性ではなく,高さ1.2mくらいの立派な木です。

 名前は「ロウヤガキ」。中国原産のカキノキ属の植物で,今はオレンジ色をしていますが,やがて真っ黒に変色することから老いたカラス(鴉)にみたてて,「老鴉柿」の漢字を当てています。
 別名を「ツクバネガキ(衝羽根柿)」と言います。これは,写真にあるように蕚(がく)がとても長く,その顎を羽根つきの羽になぞらえたところから来ています。    
 残念ながら実の部分は限りなく少なく,大部分は種です。しかも,渋柿ですよ。
気候もよいですし,植物園に観に来ませんか。もし場所がわからないときは緑の情報館1階にいますので声をかけてください。ご案内します。 
【解説員K】

コメント

このブログの人気の投稿

秋でもないのに・・春の紅葉(2020.4.4)

「卯の花」ってどんな花?(2017.5.31)

さまざまな樹皮の表情(2017.12.14)