“うしろより追ひかけてくる暑さかな”俳句小屋の展示作品を入れ替えました(2020年9月11日)
先日,俳句小屋の展示作品を入れ替えました。8月もご投句ありがとうございました!今回も投句していただいた作品のほとんどを展示しています。その中から数点ご紹介します。
猛暑続きだった8月は,その暑さを詠んだ作品が目立ちました。
“うしろより追ひかけてくる暑さかな” 美知子
“打ち水を枯れた花にも掛けてやり” 脩
“夕涼みトラ・ライオンも右往左往” よしき
“暑い夏冷たいアイスかじりたい” りつ
追いかけられ,追いつかれ,逃げ場のないような連日の暑さ。植物達もぐったりしていて,水やりはかかせません。
そしてもう一点。
“さみどりのトンネル蔵す鉄砲百合”
(さみどりのトンネルぞうすてっぽうゆり)
※先生の添削により,写真の表記と違う箇所があります。
さみどり【早緑】とは,若葉のような明るい緑色のこと。蔵すとは所蔵すること,つまり内にしまっているという意味だそうです。さみどり色のトンネル,くぐってみたいですね!また,テッポウユリは,福岡市植物園では6月に見頃を迎えていました。
俳句の展示は,当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており,約1か月おきに入れ替えています。投句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を,お待ちしています!
※今回展示している俳句の一覧です。
<俳句係M>
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