“花たちが肩すくませる冬初め” 俳句小屋の展示作品を入れ替えました(2021.12.18)

先月、俳句小屋の展示を入れ替えました。今回もたくさんのご投句、ありがとうございます。展示させていただいた作品の中から数点ご紹介します。

まずはこちら。

"花たちが肩すくませる冬初め"  杏菜

コートの中に身体をうずめるように、花たちも寒い寒いと縮こまっているようですね^^ ですが、そんな厳しい時期に咲いている花は、ひときわ目立ちますね。園内ではツワブキ、サザンカ、ツバキなどの花が目を引き、紅葉樹園ではニホンズイセンも開花を始めました。
また、冬は落葉樹の葉が落ち、野鳥も観察しやすいですよ。
(キセキレイと思われる野鳥 2021年12月18日 園内にて)


つづいて 

"椋鳥のうねりとなりて街の空" 貞昭
(むくどりのうねりとなりてまちのそら)

「右に旋回!」「左に旋回してUターン!」、この時期にキュルキュルキュルと大音量でさえずりながら大群で弧を描いているムクドリを見ていると、お互いにそんな指示を出し合っているのかなと想像したりします。あの群れで右へ左へ飛び回り、衝突することもないのが本当に不思議です。波のようなうねりは芸術のようでもありますね。

(ムクドリの群れ 2021年12月11日 市内にて)


こちらはキンモクセイを詠まれた作品

"金木犀マスク越しでもいい香り" しろ
(きんもくせいますくごしでもいいかおり)

書体もイラストもかわいらしいですね!ふりがなもつけてくださっています。確かに犀の字は珍しいので、漢字で書くと「かね、、ぼく??わからん・・・」となりそうな難しい樹木名ですよね。キンモクセイ【金木犀】は作品の通り、マスクをしていても感じられるほどの甘い香りを11月に漂わせていました。

最後にこちら。

"十一月ほくほくふうふうさつまいも" 七海
"ふうふうとはふはふ喰らふ大根を" 孝太郎

おいしそうにあつあつの焼きいもを食べている様子が目に浮かびますね^^ 大根もおいしそうです。やけどにはご注意を~


俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!

※今回展示している俳句の一覧です。

 



<俳句係 M>


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