ちいさな大発見!? No.150(2021.12.25)南アフリカ原産?その1
バラ園花壇でスタッフと話している際、たまたま球根植物の話から・・・
・解説員K:「南アフリカ原産の植物が数多く日本に入ってきているんですよ。」
・スタッフ:「本当ですか、熱帯の植物が日本の冬を越せるんですか。」
実は南アフリカは、暑くて砂漠が多いと思われがちですが、世界有数の植物の宝庫と言われています。例えば、最南端の喜望峰があるケープタウンは、最も寒い7月の最低気温が9度で、最も暑い1月の最高気温が25度程です。夏は雨が少なく乾燥し、冬は比較的温暖で雨が多い地中海性気候なのです。うらやましい!
そこで、今回は2度にわたり、南アフリカ原産で日本に定着している植物を紹介します。
先ず、南アフリカの国花であるヤマモガシ科のキングプロテアです。花径が最大で30cmにもなる常緑低木です。主に切り花で見かけます。
次はブルニア科のバーゼリアです。ドライフラワーにしてリースなどにも使われます。
そして、ツツジ科のエリカです。エリカは世界中で700種類以上存在し、一部、ヨーロッパ原産種を除くと、そのほとんどが南アフリカ原産です。
次は今、園内で咲いている南アフリカ原産の植物を紹介します。
まず、ゴマノハグサ科のネメシアです。1年草と多年草があり、花色も含め、多くの園芸品種が作られています。
そして、キク科のユリオプスデージーです。開花期間が長く、8月末から咲き始め、翌年の5月くらいまで咲いています。
次はちょっとやっかいな野草です。カタバミ科のオオキバナカタバミです。すでに紅葉樹園の北斜面で開花が始まっています。
ついでに温室で咲いている食虫植物も1つ紹介します。タヌキモ科のウサギゴケです。高山地帯の湿地の岩壁に根を張り付かせて自生しています。
No.151に続きます!
【解説員K】
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