“遠足は仲を深める小さな旅”俳句小屋の展示作品を入れ替えました(2021.5.15)

先月末に俳句小屋の展示作品を入れ替えましたが、5月12日から31日までの期間、臨時休園となってしまいました。せっかくの作品をあまりご覧いただけないのは残念ですので、今回の展示は6月下旬まで継続させていただくことになりました。また、5月に投句していただいた作品は、次回の作品と一緒に選句いたします。

今回も展示させていただいた作品の中から、数点ご紹介します。

まずは遠足で詠まれた、こちらの作品。 

 
“遠足は仲を深める小さな旅” たつや 希
“遠足ではぐれて探す青の花” 天草

4月には動植物園にも、何校かの生徒さんが遠足にこられました。遠足で1句残すというのも、粋ですよね!動物や植物に囲まれた中での活動で、いろいろな感想を持たれたと思いますが、思い出や馴染みのある場所として、またいつの日か来園してくださると幸いです。

こちらは動物園のカバを詠んだ作品。

“鼻先に花びらのせて眠るカバ” とし

実際にご覧になった情景でしょうか。大きなカバの鼻にペタリとついた、小さな花びら。大きさの対比がおもしろく、またのんびりした様子が伝わってきて、癒されますね^^。

最後にこちらの作品。

“歯の抜けし五歳児の如チューリップ” てつお

「咲いた~咲いた~」、思わず口ずさんでしまうチューリップの花。子どもスケッチ大会の題材としても、多くのお子さんが絵具やクレヨンで描いてくださいました。そんなポピュラーなチューリップですが、そういえば特に花弁やガクがめくれている時の様子は、生え変わる最中の子どもの歯のようでもありますね。かわいらしく、どこかほっこりする作品ですね^^。

俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。開園中、投句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受けつけています。 

※今回展示している俳句の一覧です。



<俳句係 M>



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