雨にはやっぱり・・アジサイの仲間(2021.5.16)

  昨日15日、気象庁から九州北部地方の梅雨入りが発表されました。報道によると平年より20日早く、統計開始以降2番目の早さということです。昨日の夕刊にカラー写真が掲載されていましたが、雨の季節に映える花といえばやっぱりアジサイですね。

 ということで、当園内のアジサイの仲間の状況をご紹介します。トップの写真は園南側の花木園で手まりの形で咲き始めたアジサイ【紫陽花】(いわゆるホンアジサイと呼ばれる種類)です。まだ数が少ないですが、あと1週間ぐらいで全体が見ごろになるでしょう。

 いち早く見ごろを迎えたのは、ガクアジサイをやや小ぶりにしたようなヤマアジサイ【山紫陽花】です。別名サワアジサイとも呼ばれ、低山の湿った林内に見られる種類です。
 金属製の棚につるを伸ばして咲いているのはイワガラミ【岩絡み】です。茎から気根を出して、その名のとおり岩場などをはい登るタイプです。
 ハーブ園に咲いているのは、4月の花祭りで親しまれているアマチャ【甘茶】です。ヤマアジサイのうち、葉に甘み成分を含む変種です。

 これから本格的な梅雨を迎えてガクアジサイや西洋アジサイ(いわゆるハイドランジア)などの様々な園芸種も続々と咲いていきます。

 緊急事態宣言による臨時休園の状況下ですが、植物たちはキチンと季節の変化を感じて花を咲かせています。直接見ていただけないのは残念ですが、せめてブログで紹介していきたいと思います。
                                  (解説員)








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