2019年2月5日火曜日

“日が落ちるニシオジロビタキ声かする” 俳句の展示入れ替えました。(2019.2.5)

 今年は暖冬傾向のようですが、1月25日(土)は福岡市内でも雪が降りましたね。
 もちろん植物園でも降りました。
 環境教育講座を受講していた子どもたちが室内を飛び出しておおはしゃぎでした。




    “初雪で遊ぶ子供は世界一” 久保賀亮
    (はつゆきであそぶこどもはせかいいち)


 2月9日(土)から11日(月祝)までの3日間も,植物園芝生広場に雪が降ります!積もります!
 今年も『動植物園の雪まつり』では,「降雪ショー」や「氷のすべり台」,「雪だるまづくり用の雪のプレゼント」,「ふれあい動物園」など楽しいイベントが盛りだくさん。
昨年の「動植物園雪まつり」の様子
 雪で遊んだあとは,展望台カフェ特製「あったかビーフシチュー」はいかが?
 毎週日曜日恒例の「焚火の時間」も3日間やりますよ。

 ぜひ遊びに来てください!








 野草園の休憩所内に展示している俳句の作品を入れ替えました。
 その中からいくつかの作品をご紹介します。





   “日が落ちるニシオジロビタキ声かする” 菖一朗
   (ひがおちるにしおじろびたきこえかする)
福岡市植物園で撮影されたニシオジロビタキ♂

 植物園は野鳥の宝庫で,野鳥の写真を撮影されるお客様がたくさん来園されています。
 春と冬の年2回,日本野鳥の会福岡支部様のご協力により,野鳥観察会も行っています。


 そんな中,「日本ではなかなか見ることができない『ニシオジロビタキ』が,12月頃から福岡市植物園に飛来している」と野鳥ファンの間で話題になり,連日,カメラと三脚を持ったお客様がたくさん来園されていました。


 植物園にある図鑑「日本の野鳥(山と渓谷社)」には「オジロビタキ」しか掲載されていませんが,オジロビタキは「ユーラシア大陸の主に亜寒帯で広く繁殖し,日本へは稀な旅鳥または冬鳥として渡来する」そうです。
福岡市植物園で撮影されたニシオジロビタキ♀
 常連のお客様のお話では,『ニシオジロビタキ』は特に珍しいそうです。


 野鳥観察も植物園の楽しみ方の一つです。
 これまで野鳥に興味のなかった方も,ぜひ野鳥観察会に参加してみてはいかがですか?


   “訪れて素知らぬ顔のじようびたき” 貞昭
   (おとずれてそしらぬかおのじょうびたき)





 毎年恒例で今年で29回目となった「春の七草粥会」を1月6日(日)に催しました。








   “七種を寿ぐ粥に焦げのあり” 竹下美代子
   (ななくさをことほぐかゆにこげのあり)

   “七種は全て元気な色ばかり” 武藤典子
   (ななくさはすべてげんきないろばかり)

   “はからずも七種粥の列につく” 西崎邦子
   (はからずもななくさかゆのれつにつく)

   “行列の先に七種粥の待つ” 大長清子
   (ぎょうれつのさきにななくさかゆのまつ)






 「七草粥」は1年の無病息災を願う行事で,中国では陰暦1月7日を人日(じんじつ/五節句のひとつ)とし,七草を食べて健康に備える習慣があり,それが日本に伝わり七草粥の起源となりました。
 万葉の時代行われていた若菜摘みに春の野遊びの要素を取り入れ,宇多天皇(867~931)の時代から,若菜七草を朝廷に献じるようになり,重要な宮中行事の一つとなりました。
 江戸時代には庶民の習慣となり,今日に至ります。

 「春の七草」とは,セリ,ナズナ,ゴギョウ,ハコベラ,ホトケノザ,スズナ(カブ),スズシロ(ダイコン)ですね。
セリ
ナズナ
ゴギョウ
ハコベラ
ホトケノザ



スズナ(カブ)
スズシロ(ダイコン)








 「春の七草」は聞いたことがあるけど,実物を見たことが無いという方も多いのではないでしょうか。
 例年「春の七草粥会」から1週間程度展示していますので,来年はぜひ見に来て,そして食べてみてくださいね。







 
*今回展示している俳句の一覧です。


















(園長 井上)

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