バスから見えるチョット気になる花~春編(2019.3.23)




 通勤途上にバスから見える景色、冬の間は変化が乏しかったのですが、本格的な春を迎えてチョット気になる花が増えてきました。浄水通り「上智福岡中高前」のバス停付近、南公園樹林地の縁のところで白い花が目立っていました。近くに寄って見るとバラ科の典型的な5弁花であるクサイチゴ【草苺】でした。

 5~6月頃赤い実が熟します。子供時代には学校の帰りに寄り道してよく食べたものです。実の時期になったら、また観察したいと思います。


 少し「動物園前」バス停の方に下ったところに、黄色っぽい花が目につきました。



 バスから見えるのは一瞬なのでなかなか判別がつかないのですが、近くに寄ってみるとニワトコ【庭常】(スイカズラ科)の花でした。


 3~5ミリの小さい花が円錐状に群がって咲いて存在をアピールしています。別名はセッコツボク【接骨木】といい、枝や幹を煎じたものを骨折したところに湿布すると効果があるとの伝承があるそうです。


 園内では待望のソメイヨシノも開花して春の花が続々と見ごろになります。春の植物園にどうぞお越しください。                                          (解説員)

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