“金縷梅の神の悪戯めく捩れ” 俳句小屋の展示作品を入れ替えました(2021.2.14)

(シナマンサク 令和3年2月4日)

先日、俳句小屋の展示作品を入れ替えました。1月もご投句ありがとうございました。展示させていただいた作品の中から、数点ご紹介します。 

“金縷梅の神の悪戯めく捩れ” 英世
(まんさくのかみのいたずらめくねじれ)

複雑にねじれたような花弁をつけるマンサク。おもしろい花ですよね。語源は早春に「まず咲く」からとか、満開に咲くからなどの説があるようです。福岡市植物園ではマンサクをはじめ、シナマンサクやアカバナマンサクが1月の下旬頃から、たくさんの花を咲かせています。

雪を詠んだ作品も多くみられました。

  
“大寒に雪の花咲く植物園” ポンタ
“澄みわたるはるかな峰の光る雪” 花守
“初雪に威厳増したり鬼瓦” 貞昭

普段見慣れている光景でも、真っ白な雪をかぶると、別世界に変わりますね。1月には寒波の影響で、福岡市植物園にも雪が積もりました。寒かったですね~。園内では芝生広場やバラ園などに、たくさんの雪だるまがあらわれました。   


最後はこちら。

素敵な牛さんのイラストですね!俳句小屋がにぎやかになるので、色紙に貼って飾らせていただいています。

俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。投句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受けつけています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!

※今回展示している俳句の一覧です。

<俳句係 M>


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