“梅探る枝にまち針打つごとし” 俳句小屋の展示作品を入れ替えました(2022.2.18 )

2月7日に俳句小屋の展示を入れ替えました。今回はウメを詠まれた作品が多くありましたので、ご紹介します。

"梅探る枝にまち針打つごとし" みよこ

春を告げるべく体を丸めて開花の準備をしているウメのつぼみは、まさに枝一杯に打たれたまち針のようですね!梅園では、紅色や緑色がかったつぼみが枝を彩っています。また、サクラのつぼみと比べても、ウメのつぼみはまんまるですね。


つづいて

  
"探梅のたった一輪日の淡し" 成子
"梅の香をとどける風の清らかさ" 風昇
"探梅行気楽についてきたものの" 典子

ウメを詠もうと気楽に出かけたものの、、、俳句の難しさ!ですね。俳句小屋のすぐ横の梅園には13本のウメが植栽されており、少しずつ開花がすすんでいます。小屋の裏手にはフクジュソウ、小屋からツバキ園の方に上がるとカワヅザクラなど、春を待っていた花々が、順々に開花しています。

(2月17日の梅園の様子)

最後にお子さまの俳句と思われる作品を4点ご紹介します。

 
 
"お正月おもちにおせちおいしいな" 内田りあ
"動物園冬の動物かわいいな" 米倉弘人
"とらもようそうがんきょうではっきりと" めい
"おとしだまたくさんもらいうれしいな" しおり

お子さんの素直な句もいいですね。楽しいお正月だったのでしょうね。
暖かくなったら、花いっぱいの季節にまた来てくださいね!

俳句の展示は、当園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃先生のご協力のもとに行っており、約1か月おきに入れ替えています。俳句は野草園休憩所(俳句展示スペース)と、緑の情報館1階のポストで受け付けています。初心者の方も大歓迎です。みなさんのご投句を、お待ちしています!

※今回展示している俳句の一覧です。 


<俳句係 M>

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