2016年8月11日木曜日

モクゲンジの実(2016.08.11)

現在、芝生広場南側のモクゲンジの木に緑色の実がたくさんついています。
モクゲンジ・・・漢字では「木患子」、なかなか読めませんね。中国原産です。


この木は、枝先に円錐状の黄色い花を6月下旬~7月上旬に咲かせますが、そのあとにつく果実が変わっています。果実は先端がとがった風船のようになり、袋の中は3室にわかれ各室に1~2個の種子を含みます。


果実は10月頃熟しますが、中の黒い種子はとても硬く、数珠に利用されたりします。


モクゲンジの実でつくった数珠は緑の情報館1階に展示していますのでご覧ください。

 ところで、同じように風船をつけるフウセンカズラも同じムクロジ科モクゲンジ属の仲間。この果実も展望休憩所のところで見ることができます。


先日園内でお客様から「フウセンカズラやモクゲンジの実はなぜ風船みたいにからっぽなんですか?」というご質問をいただきました。
「自分では動き回ることができない植物は、自分の子孫(種子)を広い範囲に広げるためにまわりのあらゆる「動くもの」を利用します。動物に食べられることによって広がっていく方法をとった植物たちは、動物たちに好んで食べられるためにおいしい果実を用意しています。
このモクゲンジ属の仲間たちは、「動くもの」として風を利用しました。風に吹かれて広がっていけるようにできるだけ風船のような軽い形になっているのです。風を利用すれば動物たちにアピールする必要もないので、わざわざおいしい実を用意する必要はありませんね。」というふうにお答えしましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
(解説員)
 

0 件のコメント:

コメントを投稿