“水仙の立ち去るときに匂ひけり” 俳句の展示入れ替えました。(2019.1.3)

 野草園の休憩所内に展示している俳句の作品を入れ替えました。
 その中からいくつかの作品をご紹介します。


 冬になり,植物園では落葉樹の葉がほとんど落ちてしまいました。
 園内の紅葉樹園もそうです。
 一方で,林床はニホンズイセンでびっしりと覆われて,見ごろを迎えています。


   “水仙の立ち去るときに匂ひけり” 松尾康乃
  (すいせんのたちさるときににおいけり)
 
 ヒガンバナ科のスイセン属は,地中海沿岸から北アフリカ原産で約30種あると言われています。
このうち日本で自生しているのはフサザキスイセンやニホンズイセンで,
古くペルシアからシルクロードを通って中国にもたらされ,
それが海流か人の手で日本へ渡ってきた,とされています。
 個人的には日本的な印象があるスイセンですが,紅葉が終わった紅葉樹園で,
スイセンが咲き誇る地中海を想像してみるのもいいかも。


 冬になり,落葉樹の葉が落ちてしまうと,天気の良い日には青い空から
太陽の光がさんさんと園内の隅々に差し込んできます。
 そんな中,静かな園内をのんびり散策するのも,春や秋と一味違って,
気持ちのいいもんです。

  “病ひとつたずさえ歩く枯木立” まめ
  (やまいひとつたずさえあるくかれこだち)


 冬になり,落葉樹の葉が落ちてしまうと,
これまで事務所から見えなかった園内の芝生広場の様子が分かるようになりました。

 写真の右奥に人が集まっているのが分かりますか?

 なんと「たき火」をしてるんです!
 植物園では,12月から2月までの日曜日と祝祭日に,イベントとして
「焚火の時間」を実施しています。

火事にならないよう,落ち葉をきれいに掃いて耐火レンガを敷き,バケツに水を準備し,
職員の管理のもとで,安全にやっています。もちろん消防局にも届けを出しています。



 園内の剪定枝を有効活用して,お客様に暖を取ってもらったり,
 福岡市都市緑化基金に寄付いただくと,
 焼き芋体験(1個100円から)や焼きマシュマロ体験(1個10円から)ができます。

冬の植物園にも,ぜひお越しください!




*今回展示している俳句の一覧です。






(園長 井上)

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